野菜ジュースでローヤルゼリーを割る
ローヤルゼリーの中でも、女王蜂の幼虫が住んでいる王台から採取したものをそのまま瓶詰めしている生ローヤルゼリーは、含まれている栄養素をほぼそのまま摂取できます。ただ、味は酸味が強くて刺激があるなど癖があり、おいしいとはいい難いものです。
ローヤルゼリーの味の問題を解消するために、さまざまなものと混ぜて摂取している人は多いでしょう。
野菜ジュースも、ローヤルゼリーを摂取するために利用されることの多い飲み物のひとつです。
ローヤルゼリーを野菜ジュースで割るメリットは？
ローヤルゼリーを野菜ジュースで割ることで、味の問題をある程度解決できることは大きなメリットです。これに加えて、ローヤルゼリーを野菜ジュースと一緒に摂取することで、ミネラルの吸収率を上げたり、腸内環境を整えたりすることが期待できるのです。
また、野菜ジュースには体内でビタミンAとなるβ-カロチンも含まれており、美肌効果も見込めます。
野菜ジュースのビタミンCがミネラルの吸収率を高める
ローヤルゼリーには赤血球のヘモグロビンの原料である鉄、タンパク質の生成に必要となる亜鉛など、老化の原因である活性酸素分解酵素・SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)の原料である銅など、さまざまなミネラルが含まれています。問題は、これらのミネラルは必ずしも吸収率が良くないため、単に摂取しただけでは十分に活用できないということです。
ミネラルの吸収率をアップさせるためには、ビタミンCの同時摂取が効果的だとされていますが、ローヤルゼリーに含まれているビタミンCは極めて少量で、吸収率の大幅アップは期待できません。
野菜ジュースにはビタミンCが多く含まれていますので、ローヤルゼリーと一緒に摂取することでミネラルの吸収率アップが期待できます。
ミネラルの吸収率がアップすれば、ヘモグロビンの生成促進による貧血対策や、SODの生成量アップによるアンチエイジング効果などが見込めるというわけです。
水溶性食物繊維は善玉菌を増やしてくれる
腸内には有害物質を生成する悪玉菌と、悪玉菌を退治してくれる善玉菌が住んでいます。悪玉菌が優勢になると有害物質によって腸の働きが悪くなり、便秘の原因となるケースがありますので、善玉菌を優勢にして腸内環境を改善していく必要があります。
ローヤルゼリーに含まれているオリゴ糖は善玉菌の餌となり、繁殖を促してくれますが、ローヤルゼリーに含まれている量だけでは十分とは言えません。
野菜ジュースは生成される過程で食物繊維がなくなっているといわれていますが、実は失われているのは不溶性食物繊維だけで、水溶性食物繊維はちゃんと含まれているのです。
水溶性食物繊維にはさまざまな働きがありますが、そのうちのひとつはオリゴ糖と同じく、善玉菌の餌となることなのです。
オリゴ糖と水溶性食物繊維の相乗効果によって善玉菌を増やすことができれば、腸内環境が改善し、便秘の解消などにつながってくれる可能性があるのです。
β-カロチン摂取で美肌効果に期待
ローヤルゼリーにはさまざまな栄養素が含まれていますが、ビタミンAのような脂溶性ビタミンは含まれていません。野菜ジュースに含まれているβ-カロチンは体内でビタミンAになってくれるうえ、大量に摂取しても吸収されないので過剰摂取を心配する必要がありません。
ビタミンAには皮膚の状態を整えてくれる働きがあるため、肌荒れ防止効果などが見込めます。
ローヤルゼリーにはコラーゲンの原料となるアミノ酸が含まれていますので、コラーゲン生成促進によって肌の張りアップする可能性があるのです。
ローヤルゼリーによってコラーゲン生成を促進し、β-カロチンによって肌の状態を整えることで、美肌の相乗効果が期待できるというわけです。
野菜ジュース割りはヨーグルトや納豆と一緒に摂取するのがおすすめ
このように、ローヤルゼリーを野菜ジュースで割ることにより、腸内環境の改善などが期待できます。ただ、腸内環境を改善させるためには、善玉菌そのものを一緒に摂取するとさらに効果がアップしてくれる可能性があるのです。
ヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌、納豆に含まれている納豆菌などは、この善玉菌の一種なのです。
これらを摂取することでも善玉菌を増やし、腸内環境を改善につながる可能性があるのです。
ヨーグルトや納豆に含まれている善玉菌とローヤルゼリーのオリゴ糖、野菜ジュースの水溶性食物繊維を一緒に摂取することができれば、体内に善玉菌と餌を一緒に取り入れる形になるため、腸内環境のさらなる改善が期待できるというわけです。
ローヤルゼリーの野菜ジュース割りを朝食メニューに！
野菜ジュースを朝食に取っている人は多いでしょうが、ローヤルゼリーを加えることで貧血防止やアンチエイジング、腸内環境改善、美肌などが期待できるのです。朝はヨーグルトや納豆を一緒に摂取する人も多いでしょうから、さらなる相乗効果が出る可能性があるかもしれませんね。
