ローヤルゼリーの美容効果（アンチエイジング）
いつまでも若いままでいたいというのは人類共通の願いで、だからこそ「アンチエイジング」という言葉が世間に広く知られるようになったのかもしれません。ローヤルゼリーにはアンチエイジング効果が期待できる成分が含まれているため、美容面からも注目を集めつつあります。
老化のカギを握る活性酸素
老化にはさまざまな原因がありますが、そのうちの一つは活性酸素という物質です。活性酸素は病原菌の退治など、免疫力アップの効果を持っています。
ただ、正常な細胞も傷つけ、悪影響を与えるという問題点があります。
活性酸素によって傷つけられた細胞のある部位は、機能が劣化してしまい、老化の原因となってしまうというわけです。
活性酸素の悪影響を減らすためには、紫外線の過剰照射や糖質の過剰摂取といった活性酸素を増やす要因を避けることが必要です。
ただ、それでも活性酸素の生成を完全に抑えることはできませんので、活性酸素を分解したり、抗酸化成分によって悪影響を和らげたりすることが、肌などのアンチエイジングには必要となってくるのです。
ローヤルゼリーのアンチエイジング成分
ローヤルゼリーには、さまざまなアンチエイジング成分が含まれています。活性酸素を分解するSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)という酵素の原料となるミネラル、活性酸素の悪影響を抑える効果のある抗酸化ペプチド、新陳代謝を高めてくれる類パロチンなどが、そうした成分に当たります。
SODの原料となるミネラル
紫外線を全く浴びないと体内でビタミンDが生成されないなどの問題が生じるため、活性酸素の生成を完全に抑えることはできません。必要以上に活性酸素が増えないようにするため、体内では活性酸素を分解するための酵素が生成されており、そのうちのひとつがSODです。
人間をはじめとする霊長類はこのSODの働きが強いことが、長寿の理由だとされています。
SODは銅や亜鉛、マンガン、鉄などのミネラルが原料として必要ですが、ローヤルゼリーにはこのすべてが含まれているのです。
これらのミネラルを摂取することでSODの生成量を増やすことができれば、より多くの活性酸素が分解されるようになり、アンチエイジング効果につながることが期待できるのです。
抗酸化ペプチドとは？
SODによって活性酸素を完全に消し去ることは不可能なので、アンチエイジングのためには、いかにして活性酸素の悪影響を抑えるかも重要になります。活性酸素の悪影響を抑える効果があるとされる物質を抗酸化成分といい、抗酸化ペプチドもそのうちのひとつです。
ローヤルゼリーの主成分のひとつ・タンパク質を分解することで、この抗酸化ペプチドが生成され、SODの働きを補ってくれるのです。
新陳代謝を高める類パロチン
唾液腺のひとつである耳下腺からは、パロチンというホルモンが分泌されています。パロチンには新陳代謝をアップさせてくれる働きがあり、子供の頃は分泌量が多く、成長するにつれて分泌量が減少していくという特徴があります。
これが新陳代謝のダウンと、それに伴う老化につながっているというわけです。
類パロチンはローヤルゼリーの固有成分のひとつで、パロチンに似た働きをしてくれます。
ローヤルゼリーによる類パロチンの摂取は、加齢によって分泌量が減少したパロチンを「補完」することになり、新陳代謝アップによるアンチエイジングが期待できるのです。
デセン酸もアンチエイジングには効果的
活性酸素の影響を抑えるという観点以外でも、アンチエイジング効果を発揮してくれそうな成分もあります。それは、ローヤルゼリーの固有成分であるデセン酸です。
女性の老化の原因のひとつは、卵巣の衰えによる女性ホルモンの分泌量減少です。
女性ホルモンにはコラーゲン生成を促す働きがあり、肌を張りのある状態に保ってくれます。
また、骨からカルシウムが体内に流れ出すことを防ぐ働きもあり、骨粗鬆症を防いでいます。
女性ホルモンの分泌量の減少は、コラーゲンの生成量低下による肌の張りの低下と、骨からのカルシウム流出による骨粗鬆症の原因となるのです。
デセン酸には女性ホルモンに似た働きがあるため、ローヤルゼリーの摂取は分泌量が減少した女性ホルモンを「補完」する形になります。
これによってコラーゲンの生成を促すとともに、骨からのカルシウム流出を防いで骨密度を上げていくことが期待でき、アンチエイジング効果につながる可能性があるというわけです。
まとめ－アンチエイジングにはローヤルゼリーが有効！
かつてローヤルゼリーは「不老長寿の薬」のひとつとして扱われていましたが、これだけ多くのアンチエイジング成分が含まれているのを見ると、それもうなずけます。人間にはいつか寿命が来るものですが、可能な限り若さを保ちたいと思っている人にとって、ローヤルゼリーの摂取は有力な選択肢のひとつだと言えるのではないでしょうか。
