ローヤルゼリーの飲み合わせ（ヒアルロン酸）
加齢によって肌がカサカサになるのは、ヒアルロン酸の生成量減少が原因のひとつです。ヒアルロン酸は1グラムで6リットルもの保水力を持っているとされており、肌の保水力アップに必要となる成分です。
ローヤルゼリーにも美肌効果があるとされる成分が含まれていますが、ヒアルロン酸と一緒に摂取することで、どのような相乗効果が期待できるのでしょうか。
ローヤルゼリーとヒアルロン酸の飲み合わせについて、説明していきましょう。
ヒアルロン酸はどのような働きをしているの？
ヒアルロン酸の働きは、大きく分けて2つです。ひとつは肌の保水力をアップさせること、もうひとつは関節をスムーズに動かす助けをすることです。
肌の保水力をアップさせる
ヒアルロン酸は上述のように、強い保湿力を持っています。若い頃の肌がみずみずしく、張りに富んでいるのは、ヒアルロン酸の働きによって保水力が保たれているからなのです。
ところが、年を取ると肌がカサカサになり、アカギレなどを起こしやすくなります。
また、肌が張りを失い、シワもできやすくなってしまいます。
これは、40代を境にヒアルロン酸の生成量が減少し、肌の保水力が低下してしまうためです。
肌を若い頃の状態に近づけるためには、いかにしてヒアルロン酸の生成量が減らないようにするかが重要になってきます。
ヒアルロン酸が含まれているサプリメントや化粧品が多く販売されているのは、肌を若い頃の状態に保ちたいという願いに応えるためだといえます。
関節のスムーズな動きを助ける
関節内で骨同士がぶつかることなく、スムーズに動いてくれるのは、軟骨がクッション役となってくれているためです。加齢によって関節痛が起きやすくなるのは、ヒアルロン酸の生成量減少などによって軟骨が薄くなり、クッション機能が低下してしまうことが原因です。
この場合もヒアルロン酸の摂取によって、症状を緩和させることが期待できるのです。
実際、医療現場においては膝関節症の治療にヒアルロン酸の投与が行われており、米生物工学情報センターのデータベースにはヒアルロン酸の有効性についてのデータも収録されています。
ローヤルゼリーとの相乗効果は何？
では、ヒアルロン酸とローヤルゼリーを一緒に摂取することで、どのような相乗効果が見込めるのでしょうか。まず、ローヤルゼリーにはコラーゲンの原料が含まれていますので、ヒアルロン酸の美肌効果や関節痛緩和効果をアップさせてくれることが見込めます。
また、ヒアルロン酸の生成量減少には女性ホルモンが関係していますので、デセン酸の効果も期待できるのです。
コラーゲンの増加による相乗効果に期待 肌の保水力アップだけでは、張りを得るには不十分です。
肌の張りはコラーゲンによってもたらされているものでもあるため、コラーゲンの生成量増加も欠かせないのです。
また、関節内の軟骨を薄くしないようにするためには、軟骨の原料のひとつであるコラーゲンが必要になってきます。
つまり、美肌効果も関節痛緩和も、より大きな効果を得ようとするならコラーゲンが欠かせなくなってくるというわけです。
ローヤルゼリーにはコラーゲンそのものは含まれていませんが、コラーゲンの原料であるアラニン、プロリン、リシンという3種類のアミノ酸が含まれていますので、コラーゲンの生成量アップが期待できます。
中でもリシンは人間の体内では生成することができない必須アミノ酸のひとつなので、貴重です。
ヒアルロン酸を摂取する同時に、ローヤルゼリーのアミノ酸によってコラーゲンの生成量が増加すれば、より大きな美肌効果と関節痛緩和効果が期待できるというわけです。
デセン酸摂取でヒアルロン酸の増加が見込める
女性の場合、体内でのヒアルロン酸生成量減少には、女性ホルモンが関係しています。女性ホルモンにはヒアルロン酸の生成を促す働きがあるのです。
加齢によって卵巣が衰え、女性ホルモンの分泌量が減少すると、ヒアルロン酸の生成にも悪影響を与えてしまいます。
ヒアルロン酸は分子サイズが大きいため、一度消化器内で分解されてから体内で再構成される形になっていますので、ヒアルロン酸の生成を促す女性ホルモンの働きは重要です。
ローヤルゼリーの固有成分であるデセン酸は、この女性ホルモンに似た働きを持っているのです。
デセン酸によって女性ホルモンを「補完」できれば、ヒアルロン酸の生成が促され、摂取した栄養素が有効に活用できる可能性が高くなるのです。
まとめ－ローヤルゼリーでヒアルロン酸の効果アップに期待！
ローヤルゼリーにはヒアルロン酸の働きを補完してくれるコラーゲンの原料が含まれているほか、ヒアルロン酸の生成を促すデセン酸も含まれています。両者を同時に摂取することで、美肌効果や関節痛緩和が期待できるため、飲み合わせの相性は比較的良い部類だと考えていいのではないでしょうか。
