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ヨーグルトとローヤルゼリーを混ぜる

ローヤルゼリーに含まれている栄養素を無駄なく摂取するためには、採取直後に瓶詰めしている生ローヤルゼリーが最適だとされています。
ただ、生ローヤルゼリーは酸味と刺激があり、お世辞にもおいしいとは言えないため「味が嫌だ」と言って購入をためらっている人もいるでしょう。
ローヤルゼリーをヨーグルトに混ぜて食べることで、味の問題を解決できるほか、さまざまな相乗効果も期待できるのです。

ローヤルゼリーをヨーグルトに入れると良い理由は?

ヨーグルトの中でも、砂糖などが含まれていないプレーンタイプのものは、独特の酸味があります。
ローヤルゼリーにも上述のように酸味がありますが、ヨーグルトに混ぜると酸味によってローヤルゼリーの味が打ち消されてしまうという特徴があります。
これによってローヤルゼリーの味の問題が多少なりとも緩和され、摂取に抵抗がなくなってくれるというわけです。
実際、ローヤルゼリーとヨーグルトの組み合わせはメジャーなようで、あちこちでおすすめの食べ方として紹介されています。

ローヤルゼリーをヨーグルトに入れるメリットは?

ローヤルゼリーの固有成分であるデセン酸には、女性の骨粗鬆症の予防・改善効果があるとされていますが、ヨーグルトには牛乳由来のカルシウムが含まれているため相乗効果が期待できます。
また、ヨーグルトには乳酸菌やビフィズス菌などが含まれていますが、ローヤルゼリーに含まれているオリゴ糖はこれらの細菌の餌となってくれるため、腸内環境の改善も見込めます。

骨粗鬆症の予防・改善の相乗効果に期待

更年期以降の女性は骨粗鬆症が多いとされていますが、これは卵巣の機能低下に伴う女性ホルモンの分泌量減少が関係しています。
女性ホルモンには骨に含まれているカルシウムが体内に流出することを防いでくれる働きがありますが、女性ホルモンの減少によって骨のカルシウムが溶け出しやすくなり、骨密度が低下して骨粗鬆症を発症しやすくなるのです。
デセン酸は女性ホルモンに似た働きを持っていますので、骨からのカルシウム流出を多少なりとも抑えることが期待できます。
そして、骨密度をアップさせるためには原料であるカルシウムの摂取が欠かせませんが、ヨーグルトに含まれているカルシウムは100グラム当たり120ミリグラムで、牛乳の110ミリグラムよりも多いのです。
一緒に摂取することで、相乗効果によって骨粗鬆症の予防と改善が見込めるというわけです。

善玉菌を増やして腸内環境改善を狙う

腸内には有害物質を排出する悪玉菌と、悪玉菌を退治してくれる善玉菌が住んでいます。
腸内の環境を良くするためには、善玉菌を増やすことが必要です。
ヨーグルトの発酵に使われる乳酸菌やビフィズス菌は、この善玉菌そのものなので、ヨーグルトの摂取は善玉菌を増やすことにつながります。
ただ、善玉菌を摂取しても、腸内に餌がなければ思うように増えてくれません。
ローヤルゼリーに含まれているオリゴ糖は腸内で善玉菌の餌となり、増加を助けてくれる働きがあるとされています。
オリゴ糖は人間が吸収しにくいため、高確率で善玉菌の餌になるというメリットがあります。
ヨーグルトによって善玉菌を摂取し、ローヤルゼリーのオリゴ糖によって善玉菌を増やすことができれば、より多くの悪玉菌を退治して腸内環境の改善効果が期待できるというわけです。

ローヤルゼリーをヨーグルトに混ぜる際の注意点は?

ただ、ローヤルゼリーとヨーグルトの相乗効果に期待するためには、注意点が2つあります。
金属製のスプーンで混ぜないことと、砂糖入りは避けることです。
ローヤルゼリーの栄養素が有効活用できない可能性があるためです。

金属製のスプーンはタンパク質を変質させる

ローヤルゼリーにもヨーグルトにもタンパク質が含まれており、血や肉だけでなく、セロトニンをはじめとする神経伝達物質の原料にもなってくれます。
問題は、タンパク質は金属に触れることで変質し、うまく吸収できなくなってしまう可能性があることです。
タンパク質の変質を避け、栄養素を十分に活用するためには金属製のスプーンの使用を避け、プラスチック製などを使用するのがおすすめです。

糖分が入っているとビタミンB1が「無駄遣い」される

ローヤルゼリーにはビタミンB1をはじめ、さまざまな水溶性ビタミンが含まれています。
ビタミンB1は糖質をエネルギーにする働きに加え、神経機能を整える働きも持っています。
もし砂糖入りのヨーグルトを摂取すると、ビタミンB1がこの砂糖をエネルギーに変えるために使われ、神経機能を整える方に回る分が少なくなります。
これではローヤルゼリーのビタミンB1の「無駄遣い」と言われても仕方ない状態になってしまいます。

まとめ-相乗効果に期待するためには食べ方に注意!

このように、ローヤルゼリーをヨーグルトに入れることで食べやすくなるだけではなく、骨粗鬆症の予防・改善と腸内環境の整備が期待できます。
ただ、食べ方によってはローヤルゼリーの栄養素が有効活用できない可能性がありますので、金属製スプーンを使わないことと、糖分入りのヨーグルトと一緒に摂取しないようにすることを守っていく方がいいでしょう。
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