ローヤルゼリーによる体質・体調改善（二日酔い改善）
忘年会・新年会シーズンになると増えるのが二日酔いです。仕事に支障をきたさないようにするためにも、何らかの対策をしたいところです。
ローヤルゼリーには二日酔い対策が期待できる成分が含まれているため、年末年始に役立ちそうです。
二日酔い対策には酵素の活性化が必要
アルコールは肝臓でまずアセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸に分解されます。問題は、アセトアルデヒドが体にとって有害なことです。
アルコールやアセトアルデヒドの分解には酵素の働きが必要ですが、アルコールの摂取量が多いと酵素の働きが間に合わなくなり、有害なアセトアルデヒドが体に回ってしまうのです。
これによって体調が悪化するのが二日酔いのメカニズムです。
二日酔いを改善するためには、何らかの方法によってアセトアルデヒドを酢酸に分解する酵素の働きを活発にし、アセトアルデヒドが体に回らないようにする必要があるのです。
肝機能アップも二日酔い対策には有効
また、アルコールの分解は肝臓で行われています。脂肪肝などによって肝機能が低下している場合、酵素が十分に力を発揮することができず、アセトアルデヒドの分解が間に合わなくなり、二日酔いのリスクが高くなってしまうのです。
二日酔いになったあとも、肝機能が低下していますので、回復が遅くなります。
若い頃はアルコールに強かったのに弱くなってしまったという人は、肝機能が低下している可能性があります。
二日酔い改善のためには、脂肪肝を防ぐなどして肝機能をアップさせる必要があります。
ローヤルゼリーのどの成分が効果的なの？
ローヤルゼリーに含まれている成分のうち、二日酔い対策に役立ちそうなのはナイアシン、タウリン、ミネラルです。ナイアシンはアセトアルデヒド分解酵素を活性化させる働き、タウリンとミネラルは脂肪肝の原因を除去する働きが期待できるのです。
アセトアルデヒド分解酵素を活性化させるナイアシン
アルコールやアセトアルデヒドを分解するためには酵素の働きも重要ですが、NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)という補酵素も重要です。補酵素がなければ酵素は十分な力を発揮することができず、アセトアルデヒドが体に回りやすくなってしまうからです。
このNADの原料のひとつが、ビタミンB群の一種であるナイアシンなのです。
ローヤルゼリーには、このナイアシンが含まれているのです。
ローヤルゼリーによってナイアシンの摂取量を増やすことができれば、NADの生成量が増加し、アセトアルデヒドの分解が促されて二日酔いしにくくなることが期待できるのです。
ただ、体質によってはこの酵素の働きが極端に弱いケースがあります。
いわゆる「お酒が飲めない人」は酵素の働きが極端に弱い体質である可能性が高く、その場合はナイアシンの効果はあまり期待できませんので注意が必要です。
脂肪肝防止にはタウリンとミネラル
脂肪肝は肝臓内の脂肪分が活性酸素によって過酸化脂質となり、肝細胞が破壊されることによって起こります。二日酔い対策のためには脂肪肝の予防もしくは改善が必要で、タウリンとミネラルはそうした効果が期待できる成分なのです。
肝臓の脂肪を減らしてくれるタウリン
肝臓内の脂肪を減らすために有効なのは、胆汁酸の生成を促すことです。胆汁酸の原料は脂肪の一種であるLDLコレステロールなので、生成を促すことで脂肪が減少してくれるというわけです。
ローヤルゼリーに含まれているアミノ酸の一種であるタウリンは、消化器内で胆汁酸と結びつく性質があります。
この結果、消化器内で胆汁酸が不足するため、肝臓が胆汁酸の生成量を増やして対応することで、肝臓内のLDLコレステロールが減少し、脂肪肝の予防や改善が期待できるというわけです。
米生物工学情報センターのデータベースには、ウズラに2カ月にわたってタウリン1%入りの水を与えたところ、血中のLDLコレステロール値が低下したという実験結果が収録されています。
過酸化脂質の生成防止に役立つミネラルは？
肝臓内の脂肪が多くても、活性酸素による過酸化脂質の生成を防げれば脂肪肝の予防や改善につながります。そもそもアルコール摂取が脂肪肝につながりやすいのは、アルコール分解の際に活性酸素が生成されるためです。
人間の体内にあるSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)という酵素には活性酸素を分解してくれる働きがありますが、生成には銅や亜鉛、マンガン、鉄といったミネラルが必要です。
ローヤルゼリーにはこれらのミネラルがすべて含まれており、活性酸素の分解促進が期待できます。
まとめ－まずは飲み過ぎを避けよう！
いくらローヤルゼリーが二日酔い改善に効果が期待できるといっても、限度があります。二日酔い改善のためにはまず、自分に合った酒量を心がける必要があります。
そのうえでローヤルゼリーを摂取することで、多少なりとも二日酔い改善が期待できるというわけです。
