ローヤルゼリーの成分（オキシプロリン）
オキシプロリンは「ヒドロキシプロリン」という別名を持つアミノ酸の一種で、ローヤルゼリーにも含まれています。アミノ酸は大きく分けると体内で生成できない必須アミノ酸と、生成可能は非必須アミノ酸があり、オキシプロリンは後者に分類されます。
ただ、いずれのアミノ酸も体にとって必要な栄養素であるという点では変わりません。
オキシプロリンには、どのような効果があるのでしょうか。
コラーゲン生成に欠かせないオキシプロリン
オキシプロリンは、体内でのコラーゲン生成に欠かせないアミノ酸です。コラーゲンとエラスチン以外にはほとんど含まれておらず、体内のコラーゲンの量を測定するための指標とされています。
なぜ肌が張りを失ってしまうのか
肌が張りを失ってシワなどができる原因のひとつは、加齢によるものです。極端なダイエットが原因で、肌の張りが失われてしまうこともあります。
肌の張りはコラーゲンやエラスチンなどによって保たれています。
コラーゲンやエラスチンはサプリメントで摂取するイメージが強いですが、本来は真皮の線維芽細胞で生成されるものなのです。
若いころは線維芽細胞の働きが活発なので、コラーゲンやエラスチンが盛んに生成され、肌の張りを保つことができます。
ところが加齢によって線維芽細胞の働きが衰えたり、過剰なダイエットによってコラーゲンやエラスチンの原料が不足したりすると、生成量が減少してしまいます。
加齢やダイエットによって肌の張りが失われてしまうのは、このためです。
オキシプロリンで肌の張りを取り戻す
ダイエットが原因で起きる栄養不足の場合はもちろん、加齢によって線維芽細胞の働きが衰えている場合でも、コラーゲンやエラスチンの原料となる栄養素の摂取量を増やすことは、生成量の増加につながり、肌の張りを戻す助けになります。オキシプロリンは、コラーゲンとエラスチンの生成には欠かせないものです。
ローヤルゼリーによって摂取することで、肌の張りのアップが期待できるのです。
コラーゲンとエラスチンの生成には他のアミノ酸も必要ですが、そうしたアミノ酸が体内の他の部位でも使用されているのに対し、オキシプロリンは上述のようにコラーゲンとエラスチン以外にはほとんど含まれていません。
オキシプロリンの摂取はダイレクトにコラーゲンとエラスチンの生成量増加につながり、肌の張りアップも期待しやすいというわけです。
オキシプロリン自体にも保湿力アップ効果が
オキシプロリンそのものにも、肌の保湿力を高めてくれる効果があります。肌の保湿力の低下は乾燥肌を招き、肌荒れを招いてしまいます。
アトピーの人の場合は、症状を悪化させる原因にもなります。
また、肌の乾燥を防ぐために皮脂の分泌量が増え、テカテカの脂性になってしまうこともあります。
ローヤルゼリーの摂取によってオキシプロリンを増やすことで、肌の保湿力を高めることができれば、肌荒れを防ぎ、アトピーの症状を改善することが期待できるというわけです。
また、脂性の人は、肌の保湿力アップによって皮脂の分泌量が減少し、テカリの減少も見込めるのです。
付け加えると、オキシプロリンには表皮の細胞分裂を促し、ターンオーバーを活性化してくれる働きもあるため、肌荒れの回復を早めてくれることも期待できます。
オキシプロリンは美肌には欠かせない栄養素だと言っても、過言ではありません。
ローヤルゼリー化粧品の意義とは？
オキシプロリンの効果を顔などへピンポイントに出したいならば、ローヤルゼリー配合の化粧品を利用するのがおすすめです。ローヤルゼリーを食べ物として摂取した場合は、含まれている栄養素は全身に回ってしまうため、顔に回るオキシプロリンの量が少なくなってしまいます。
このため、顔のシワが思ったように改善してくれないという事態にもつながりかねません。
その点、化粧品ならば含まれているオキシプロリンが肌から直接吸収されるため、ピンポイント効果につながりやすいというわけです。
さらに、オキシプロリンのようなアミノ酸は分子のサイズが小さいため、肌から吸収されやすいという特徴もあります。
もしローヤルゼリーによる美肌効果を望んでいるのなら、化粧品でピンポイント効果を期待した方がいいかもしれません。
ただし、その場合でも調整ローヤルゼリーの条件(ローヤルゼリーの含有量が全体の6分の1以上)を満たしているなど、ローヤルゼリーの含有量が多い製品を選ぶ方がいいでしょう。
まとめ－美肌になりたい人には欠かせない
コラーゲンやエラスチンの生成量を増やして肌の張りをアップさせたり、保湿力アップによって肌荒れや脂性を防いでくれたりする効果が期待できるオキシプロリンは、美肌のためには欠かせない栄養素だと言えます。ローヤルゼリーを食べて全身の効果に期待するか、化粧品によってピンポイント効果を狙うかは、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
