高齢者のためのローヤルゼリー

最近では単に長生きをするだけではなく、より健康に長生きすることが重要視されており「健康寿命」という言葉も広く知られるようになっています。
高齢者が健康に生活を送るためには筋力や骨密度の低下、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病、認知症などには注意が必要です。
ローヤルゼリーにはこれらの疾患の予防や改善に役立つとされている成分が含まれているため、高齢者にとっては健康寿命を伸ばすための大切な食べ物となってくれそうです。

筋力低下を防いでくれる

健康寿命を伸ばすためには、自分で歩くことができるレベルの運動能力を維持することが必要になります。
運動能力の低下によって寝たきりの状態になってしまうと、もはや健康とはいえないからです。
老化によって筋肉の修復力は低下するため、筋力低下はある程度避けられないことです。
ただ、必要以上に低下すると「ロコモティブ・シンドローム」という、要介護リスクの高い状態になってしまいかねません。
有名食品メーカーの臨床試験では、高齢者にローヤルゼリーを摂取させたところ、摂取していない人より筋肉量が1.4倍になることが分かっています。
筋肉量の増加は筋力を増やし、運動機能の衰えを防ぐことにつながってくれるのです。
これは、ローヤルゼリーには筋肉を作るタンパク質の原料であるアミノ酸が多く含まれていることが関係している可能性があります。

骨密度の低下を防ぐ

加齢によって骨密度が低下し、骨折しやすくなってしまう骨粗鬆症も、健康寿命を縮める原因のひとつとなります。
特に骨粗鬆症は女性に多いとされており、骨粗鬆症対策は高齢女性にとって健康に老後を送るために重要になってきます。
女性の骨粗鬆症が多いとされているのは、女性ホルモンに骨のカルシウムが体内に溶け出すのを抑える働きがあることが理由です。
加齢によって女性ホルモンの分泌量が減少すると、骨のカルシウムが溶け出しやすくなり、骨密度が低下してしまうというわけです。
ローヤルゼリーの固有成分であるデセン酸は女性ホルモンに似た働きを持っていますので、骨のカルシウムが溶け出すのを抑えてくれることが期待できます。
また、ローヤルゼリーには骨の原料であるカルシウム、リン、マグネシウムというミネラルも含まれているため、骨密度アップの相乗効果が期待できます。
実際、有名食品メーカーによると、ローヤルゼリー摂取によって骨密度をアップさせることができたという臨床試験のデータが存在しています。

生活習慣病の進行を防ぐ

高血圧は放置すると脳出血や大動脈解離など命にかかわる疾患の原因となりますし、動脈硬化についても脳梗塞や冠状動脈疾患などにつながる可能性があります。
糖尿病に至っては腎臓や神経機能の低下を招くなど、全身症状の悪化につながりかねません。
生活習慣病の進行を防ぐことは、こうした疾患を予防し、健康寿命を伸ばすことにつながります。
近年の研究では、ローヤルゼリーの摂取がこうした生活習慣病の進行防止に役立つ可能性があることが分かっています。
まず、ローヤルゼリーに含まれているペプチド1グラムを3週間にわたって摂取したところ、血圧の低下がみられています。
動脈硬化の原因は血中のLDLコレステロール値の増加ですが、これは肝臓でリポタンパク質という物質が生成されることが関係しています。
人間の肝臓の細胞をローヤルゼリーエキスの入った培養液に入れたところ、リポタンパク質の生成量が減少しており、LDLコレステロール値の減少にもつながる可能性があります。
また、糖尿病の原因はインスリンというホルモンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」が原因です。
糖尿病患者にローヤルゼリーを摂取させたところ、インスリン抵抗性が低下したという臨床データもあり、糖尿病の改善にも期待が持てます。

認知症予防効果が期待できる

いくら体の状態に問題がなくても、認知症になってしまえば到底健康とはいえません。
いかにして認知症を防ぐかも、健康寿命を伸ばすためには重要です。
認知症の発症にはホモシステインというアミノ酸が関係しており、順天堂大学などの研究では、認知症の患者は尿中のホモシステイン濃度が高いことが分かっているのです。
これはホモシステインが神経系にダメージを与えるからとされており、認知症予防のためにはホモシステインの量を減らすことが必要になります。
ホモシステインの分解には葉酸とビタミンB12が必要になりますが、ローヤルゼリーには両方とも含まれているのです。
これによってホモシステインの分解が進めば、認知症予防につながる可能性があるのです。
東北大学などの研究では、ローヤルゼリーにアルツハイマー病の予防・改善効果があることが分かっています。