ローヤルゼリーによる病気の予防・改善(動脈硬化)
動脈硬化は生活習慣病のひとつで、血管内部が狭くなるため脳梗塞や冠動脈疾患など重篤な病気につながってしまうこともあります。予防・改善のためにはLDLコレステロールと活性酸素への対策が必要になりますが、ローヤルゼリーには両方に効果が期待できる成分が含まれているのです。
動脈硬化が起きるメカニズム
動脈硬化の原因は、上述のようにLDLコレステロールと活性酸素です。また、高血圧による血管の負担に対抗するため、血管内壁が分厚くなることも動脈硬化につながります。
LDLコレステロールと活性酸素が原因の場合
動脈硬化の原因といえばLDLコレステロールがすべての元凶のように思われていますが、実はLDLコレステロールが多いだけでは動脈硬化にはつながりません。LDLコレステロールが活性酸素よって変質することで、動脈硬化の原因となるのです。
活性酸素によって変質したLDLコレステロールが血管内壁に潜り込み、内部が狭くなってしまうことで動脈硬化が起きるのです。
血中のLDLコレステロール値が高いと、活性酸素によって変質する量が増え、動脈硬化が進行しやすくなるというわけです。
つまり、動脈硬化の予防・改善のためには、LDLコレステロールと活性酸素の両方の対策が必要になります。
高血圧が原因となる場合
高血圧の場合は、普通の血圧の人と比べて大きな負担が血管にかかっていることが問題になります。負担に耐えられないと血管が破れ、大病につながってしまう危険性があるためです。
体の方もこうした事態にならないようにするため、血管内壁を分厚くして破れないようにします。
ところがこれによって血管内部が狭くなるうえ、血管の弾力性も失われてしまうのです。
結果として動脈硬化になってしまうだけでなく、血圧がさらに高くなってしまうという問題も生じてしまいます。
この場合は症状を進行させないために、血圧を下げることが必要になってきます。
動脈硬化の予防・改善が期待できる成分は?
ローヤルゼリーには上述のように、動脈硬化の予防・改善が期待できる成分が含まれています。LDLコレステロール対策としてはタウリンやデセン酸、活性酸素対策としてはトリプトファンやミネラルが挙げられます。
また、血圧対策としてはカリウムの効果が期待できます。
LDLコレステロール対策にタウリンとデセン酸
LDLコレステロールを減らすためには、肝臓内で脂肪の消化を助ける胆汁酸の生成を促すことが効果的です。胆汁酸の原料はLDLコレステロールなので、生成量が増えればLDLコレステロールの血中値は低下するためです。
ローヤルゼリーに含まれているアミノ酸の一種であるタウリンは、胆汁酸と結合しやすい性質を持っているため、脂肪を消化するためにはより多くの胆汁酸が必要となります。
これによって胆汁酸の生成が促され、LDLコレステロールの血中値低下が期待できるのです。
また、女性の場合は卵巣の衰えによる女性ホルモンの分泌量減少が、LDLコレステロールの血中値を上げる原因となります。
ローヤルゼリーの固有成分であるデセン酸は女性ホルモンに似た働きを持っているため、LDLコレステロールの血中値の低下が見込めるのです。
活性酸素対策にトリプトファンとミネラル
活性酸素対策としては生成量を減らすことと、分解を促すことが必要です。活性酸素生成の原因のひとつはストレスなので、和らげるためにはセロトニンという神経伝達物質が必要となります。
このセロトニンの原料が、ローヤルゼリーに含まれているアミノ酸の一種であるトリプトファンなのです。
ローヤルゼリーにはセロトニン生成に必要なビタミンB6も含まれていますので、トリプトファン摂取によってセロトニンの生成量を増やし、活性酸素の生成量を減らすことが期待できます。
また、活性酸素を分解するためにはSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)という酵素が必要です。
SODの生成には銅や亜鉛、マンガン、鉄といったミネラルが必要ですが、ローヤルゼリーにはすべて含まれており、SODの生成量増による活性酸素分解促進が見込めそうです。
つまり、ローヤルゼリーの摂取はLDLコレステロールと活性酸素の減少による、動脈硬化予防・改善の相乗効果が期待できるのです。
血圧対策にはカリウム
高血圧の原因のひとつは、ナトリウムの摂取過剰です。塩辛いものを食べると高血圧になりやすいとされているのは、塩=塩化ナトリウムの摂取過剰につながりやすいからです。
ローヤルゼリーに含まれている成分のうち、カリウムにはナトリウム排出を促す効果があります。
これによって血圧を下げられれば、動脈硬化の予防と悪化防止が期待できるというわけです。
まとめ-生活習慣を整えたうえでローヤルゼリー摂取を
繰り返しますが、動脈硬化は生活習慣病のひとつです。恒常的なストレス、紫外線の過剰照射、脂肪や円分の過剰摂取が原因なので、予防・改善のためにはまず生活習慣を見直しましょう。
そのうえで、ローヤルゼリーの摂取によって動脈硬化の予防・改善に努めていきましょう。