ローヤルゼリーの美容効果(シワ改善)
加齢などによるシワは、いつまでも若々しい肌でありたいという人にとっては耐えられないものでしょう。そんなあなたの悩みを解決してくれるかもしれないのが、ローヤルゼリーです。
ローヤルゼリーには、シワ対策に効果が期待できる成分が含まれているからです。
なぜシワはできてしまうのか?
シワは大きく分けると、表層の表皮にできるものと、深層の真皮にできるものがあります。表皮にできるシワは乾燥、真皮のものはコラーゲンの不足などが原因だとみられています。
表皮性のシワのメカニズム
皮膚の表面には細かい溝のような皮溝があり、その皮溝に囲まれた部分は皮丘と呼ばれています。この皮溝と皮丘によってできた模様が皮紋です。
若い頃は皮紋が細かく均一ですが、20代を越えるころから徐々に粗くなっていきます。
何らかの原因によって皮膚が乾燥すると、カサついて荒れてしまいます。
そのときに皮膚の収縮によって皮溝と皮丘の幅が広がり、しばらくすると皮溝が一定方向に深く走り出してシワとなってしまうのです。
皮膚が乾燥する原因はさまざまですが、表皮関連ではNMF(天然保湿因子)の不足が考えられます。
NMFは加齢とともに生成量が減少するため、皮膚が乾燥しやすくなって、シワができやすくなるというわけです。
真皮性のシワのメカニズム
これに対して真皮性のシワは、活性酸素によるコラーゲンの劣化が主な原因です。活性酸素は紫外線の照射などが原因で発生するもので、病原菌などを退治して免疫力をアップさせる一方で、体内の細胞を傷つけて劣化させたり、LDLコレステロールをはじめとする脂質を酸化させて動脈硬化や脂肪肝の原因を作ってしまったりするのです。
この活性酸素が、真皮の主成分であるコラーゲンを酸化させてしまうのです。
また、コラーゲンを作り出す働きのある線維芽細胞は、活性酸素が増えると逆にコラーゲンを破壊してしまいます。
この2つの相乗効果によって、肌から張りが失われて、真皮性のシワができるのです。
ローヤルゼリーのシワ対策成分は?
ローヤルゼリーには表皮性、真皮性の両方のシワ対策に効果が期待できる成分が含まれています。具体的には、表皮性のシワに対してはNMFの原料であるアミノ酸、真皮性のシワに対しては活性酸素対策成分とコラーゲンの原料です。
NMFの原料はアミノ酸
NMFの原料のうち、アミノ酸は4割を占めています。NMFの原料となっているアミノ酸はグリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンなど多種多様です。
また、全体の1割を占めているピロリドンカルボン酸は、グルタミン酸が原料のひとつとなっています。
ローヤルゼリーには、これらのアミノ酸がすべて含まれているため、摂取することでNMFの生成が促され、保湿力アップによるシワ防止が期待できるのです。
特にリシンとトレオニンは人間の体内で生成することができない必須アミノ酸なので、ぜひとも摂取しておきたいところです。
真皮性のシワ対策は2つ
真皮性のシワ対策としては、活性酸素によるダメージを抑えることと、コラーゲンの生成促進の2つがあります。ローヤルゼリーは、いずれにも効果が期待できる成分が含まれています。
活性酸素対策
活性酸素を分解してくれる酵素・SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)の生成には銅や亜鉛、マンガン、鉄が必要です。ローヤルゼリーにはこれらのミネラルがすべて含まれていますので、SODの生成促進による活性酸素の除去が期待できます。
また、ローヤルゼリーに含まれているタンパク質を分解してできるペプチドは、抗酸化作用があるとされています。
この働きによって、活性酸素によるコラーゲンや線維芽細胞へのダメージが緩和できる可能性があるのです。
コラーゲン生成促進
ただ、活性酸素対策はあくまでもシワ防止対策であって、シワそのものへの対策は新たなコラーゲンの生成が必要になってきます。コラーゲンの生成促進には原料である3種類のアミノ酸、グリシン、プロリン、アラニンの摂取が効果的です。
また、タンパク質の一種であるコラーゲンの生成促進には、亜鉛の積極的な摂取も必要です。
ローヤルゼリーには、これらがすべて含まれています。
つまり、真皮性シワの原因である活性酸素の悪影響を抑えながら、コラーゲンを新たに生成してシワを減らすことが期待できるのが、ローヤルゼリーだというわけです。
まとめ-シワが気になる人はローヤルゼリーを
このように、ローヤルゼリーには表皮性、真皮性のシワ対策に効果が期待できる成分が含まれていますので、シワが気になり始めた人にはおすすめです。もちろん、シワ対策は必要以上に紫外線を浴びないなど、それ以外の対策も必要なことは言うまでもありません。
そうした対策を行ったうえで、ローヤルゼリーによってシワ対策を行っていけば、若いころのようなみずみずしい肌に少しでも近づくことができるのではないでしょうか。