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ローヤルゼリーの1日の目安量

体に良いとされている食べ物でも、摂取量が多すぎるとお腹を壊してしまうように、食物には適量と言うものがあります。
ローヤルゼリーについても、1日当たりこれだけの量を摂取すれば十分という目安量があります。
ローヤルゼリーの1日当たりの目安量と、摂取過剰によってどのような問題が起きる可能性があるのかなどについて、説明していきましょう。

ローヤルゼリーは3000ミリグラムまで

ローヤルゼリーの摂取量については、生ローヤルゼリー換算で1日当たり500~3000ミリグラムが目安量とされています。
100グラム入りの生ローヤルゼリーならば、1カ月以上の量ということになります。
ローヤルゼリーにはさまざまな栄養素が含まれているだけに、この量は意外と少ないのではないかと思うかもしれませんが、そもそもローヤルゼリーは人間のためではなく、女王蜂の幼虫のために作られた食べ物であることを考えると、あまり量が食べられないのも致し方ないといったところでしょう。
ちなみに、目安量についてはかなり幅がありますが、理由については後述します。

量を摂取すればいいものではない理由とは

ローヤルゼリーが量を摂取すればいいというものではない理由としては、過剰摂取によって下痢を起こしてしまう可能性があるためです。
また、アレルギーを引き起こす原因となる物質も含まれているので、摂取量が多いと体質によってはアレルギー症状が出る可能性があるのも問題です。

ローヤルゼリーの過剰摂取は下痢の原因

ローヤルゼリーの摂取量が多すぎると、下痢などにつながってしまう可能性があると指摘されています。
ただ、どのぐらいの量を摂取すれば消化器に影響が出るのかについては、個人差が大きいのです。
また、体調によっても悪影響が出る量は変化してきます。
上述のように目安量に幅があるのは、このためです。
3000ミリグラムを摂取しても問題が出なかった人もいれば、その半分で下痢をしてしまったという人もいるでしょう。
同じ人間であっても、疲労などで消化器が弱っているときには、普段よりも少ない量で下痢をしてしまう可能性があります。
どのぐらいの量を摂取すれば過剰摂取になるのかについては、人によって大きく異なるとしか言えないため、目安量に幅が設けられているのです。
こればかりは、自分で摂取して試してみるしかなさそうです。

摂取量が多いとアレルギーの原因にもなり得る

食物アレルギーの場合、アレルギー症状の原因となる物質の摂取量が多ければ多いほど、アレルギー症状につながりやすくなります。
アレルギー症状が出ないレベルの量を摂取させ、徐々に体を慣らしていく「経口免疫療法」は、この特性を利用したものです。
ローヤルゼリーに含まれているタンパク質のうちアピシンと呼ばれるものは、アレルギー症状と密接に関係しているヒスタミンの生成量を増やし、アレルギー症状を引き起こす可能性があることが指摘されています。
アピシンの摂取量が多ければ多いほど、ヒスタミンの生成量も増え、アレルギー症状を引き起こす可能性が高くなるというわけです。
目安量以内ならばアレルギー症状が出るようなことがない人であっても、目安量をオーバーしていればヒスタミン生成量が増加し、アレルギー症状につながってしまう可能性もあるのです。
ローヤルゼリーアレルギーの場合は、重度のアレルギー症状であるアナフィラキシーショックを起こしたケースもあるため、摂取量については慎重になるべき食べ物だと言っていいかもしれませんね。

ローヤルゼリーは長期的に摂取するもの

ただ、最大でも1日当たり3000ミリグラムというのは少ないのではないかと思う人もいるでしょうが、継続的に摂取していくならば十分な量でもあるのです。
そもそも、ローヤルゼリーは医薬品のように、すぐに効果が出るようなものではありません。
ある程度、長期的に摂取していかないと、目に見える効果が出てくれないのです。
サプリメントをはじめとする健康食品は医薬品に比べて効果が緩やかで、基本的に即効性は期待できません。
その代わり、医薬品のような副作用のリスクは小さくなっているのです。
また、ローヤルゼリーを大量に摂取しても、すべての成分が吸収できるわけでもありません。
ローヤルゼリーに含まれているビタミンは水溶性のものばかりで、摂取量が多いと即座に体外に排出されてしまうようになっています。
それならば、毎日少しずつ摂取して、徐々に効果が出てくるのを待った方がいいのではないでしょうか。

まとめ-自分にとっての適量を見極めて摂取しよう

ローヤルゼリーは多く摂取すればいいというものではないうえ、一応の目安量はあるものの、人によって適量が違っているのが頭の痛いところです。
自分にとっての適量を見極めていくためにも、最初は少なめに摂取し、徐々に3000ミリグラムに近づけていくようにするのがおすすめではないでしょうか。
健康食品を摂取して体調を悪化させてしまっては、元も子もありません。
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