ローヤルゼリーの形状(ドリンク)
ローヤルゼリー製品にはさまざまな種類があります。ドリンクタイプも、そうした製品のうちのひとつです。
ドリンクタイプのローヤルゼリー製品の特徴や、メリット、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
手軽に摂取できるドリンクタイプ
ドリンクタイプのローヤルゼリーの最大のメリットは、手軽に摂取できることです。時間がないときにローヤルゼリーを手早く摂取するのに向いている製品と言えます。
ローヤルゼリー摂取は「お手軽」ではない?
ローヤルゼリー製品は多種多様ですが「お手軽」に摂取できる製品は必ずしも多くありません。まず、生ローヤルゼリーの場合は熱や紫外線に弱いため、そもそも外に持ち出すことが難しいです。
乾燥ローヤルゼリーは熱や紫外線の問題はクリアしていますが、粉末なので別の容器に入れて持ち運ばなければならず、携帯性に優れているとはいえません。
錠剤やカプセルタイプの場合は携帯性には優れていますが、摂取する際にはのみ込むための水などが必要で「お手軽」に摂取できるとは言えません。
ドリンクタイプならば「お手軽」に摂取できる
その点、ドリンクタイプならば摂取するための手間は少なくなります。蓋を開けてゴクンと飲むだけで、ローヤルゼリーの成分を摂取することができるのです。
しかも、瓶に色をつけるなどして、紫外線によってローヤルゼリーの成分が変質してしまうのを防いでいますので、そこそこ携帯性にも優れています。
熱に弱いという問題は解決していないので、持ち運ぶ際にはクーラーボックスが必要になりますが、店頭で購入してすぐ飲むならばその点は考える必要はありません。
いずれにしても購入してすぐ、短時間でローヤルゼリーを摂取することができるのが、ドリンクタイプの最大の特徴だと言っていいでしょう。
ローヤルゼリーの味の問題を解決できる
ドリンクタイプのローヤルゼリーは、基本的に「飲みやすさ」を重視しています。このため、ローヤルゼリーのデメリットのひとつである「味」の問題をクリアしているのです。
ローヤルゼリーは「おいしい」ものではない
ローヤルゼリーは同じミツバチ由来の食べものということで、ハチミツのように甘いものだと勘違いしている人もいるかもしれません。ハチミツの大半が糖分であるのに対し、ローヤルゼリーの炭水化物は4割程度であることから想像できるように、ローヤルゼリーは決して甘いものではありません。
味は酸味が強くて刺激があり、お世辞にもおいしいと言えるようなものではありません。
この味が好きになれず、ローヤルゼリーが体に良いことが分かっていても、摂取しようという気になれない人もいるでしょう。
ドリンク系ならば味は問題なし!
いくら栄養が豊富であっても、味に問題があって摂取してもらえないのでは意味がありません。ドリンクタイプのローヤルゼリーは前述のように飲みやすさを重視していますので、砂糖やハチミツなどによって味をつけている製品が多いです。
これならばローヤルゼリーの味に悩まされることもないでしょう。
ドリンクタイプの欠点は?
そんなドリンクタイプにも欠点はあります。ひとつはローヤルゼリー含有量が高くない製品があること、もうひとつは胃酸によってローヤルゼリーの成分が失われてしまう可能性があることです。
「ローヤルゼリー含有食品」には注意
ドリンクタイプのローヤルゼリーは、摂取しやすくするために別の成分を混ぜていますので、多くの場合「調製ローヤルゼリー」に分類される製品となります。ただ、中には調製ローヤルゼリーではなく「ローヤルゼリー含有食品」として販売されているものもあります。
これは調製ローヤルゼリーの定義である「ローヤルゼリー含有量が全体重量の6分の1」という条件を満たしていない、ローヤルゼリー含有量が極めて少ない製品なのです。
ローヤルゼリーには更年期障害の症状緩和をはじめ、さまざまな効果があるとされていますが、ローヤルゼリーの含有量が少ない製品では目に見えるような効果は期待できません。
「ローヤルゼリー含有食品」には注意した方がいいでしょう。
胃酸によって失われる成分がある
ドリンクタイプのローヤルゼリーは、必ず胃を通過します。実はローヤルゼリーに含まれている成分の中には、酸に弱いものがあるのです。
胃では酸性度の高い胃酸が分泌されており、この胃酸によってローヤルゼリーに含まれている成分が変質し、吸収されなくなるケースがあるのです。
口内で吸収するチュアブルタイプや、腸で溶けるカプセルタイプならこの問題はクリアされていますが、ドリンクタイプはその性質上、どうしてもこの問題から逃れることはできないのです。
まとめ-手軽に摂取できるが製品は選ぼう
ドリンクタイプのローヤルゼリーは手軽に摂取でき、味の問題も解決されており、ローヤルゼリー初心者向きの製品と言えます。ただ、上述の「ローヤルゼリー含有食品」のような質の高くない製品もありますので、購入前に「調製ローヤルゼリー」かどうか確認するのがおすすめです。