ローヤルゼリーによる病気の予防・改善（耳鳴り）
加齢などによって聴力が低下し、耳鳴りがするようになることがあります。耳鳴りは不快ですし、多少なりとも聴力を改善させたいと考えている人も多いでしょう。
ローヤルゼリーを摂取することで、耳鳴りの改善につながったという臨床データがあります。
ローヤルゼリーどのような成分が、どのような形で耳鳴り解消効果を発揮しているのでしょうか。
ローヤルゼリーの効果は臨床試験で証明！
ローヤルゼリーの摂取が耳鳴り改善につながる可能性があることは、臨床試験で証明されています。耳鳴りがある人24人のうち、12人にローヤルゼリーを1日当たり700ミリグラム、残り12人に1日当たり2800ミリグラムを2カ月にわたって与えたところ、いずれのグループも改善傾向がみられましたが、問題は改善の度合いです。
700ミリグラムのグループの改善率は25%にすぎませんでしたが、2800ミリグラムの方は88.3%にのぼっていたのです。
機器による測定においても、2800ミリグラムのグループの3分の1は耳鳴りの改善が確認されていたのです。
医療機関において問題になるのは治療薬の副作用ですが、ローヤルゼリーの場合は副作用も確認されませんでした。
この臨床試験の結果から、ローヤルゼリーは耳鳴りの改善に効果があるとされ、業界団体である全国ローヤルゼリー公正取引協議会でもローヤルゼリーの効果のひとつに「耳鳴りの改善」を挙げています。
耳鳴りの改善につながる可能性がある成分は？
耳鳴りの原因については分かっていない点も多いのですが、自律神経のバランス悪化や更年期障害、聴覚神経の老化、血行不良などが原因とされています。ローヤルゼリーには、これらの原因とみられる疾患の改善が期待できる成分が含まれているのです。
自律神経のバランス改善にはトリプトファン
自律神経失調症の症状のひとつに、耳鳴りやめまいがあります。ストレスなどによって、交感神経と副交感神経という2つの自律神経のうち片方ばかりが使用されることが、自律神経のバランスを崩す原因だとされています。
自律神経のバランスを調整するためには、セロトニンという神経伝達物質の働きが必要です。
ローヤルゼリーにはセロトニンそのものは含まれていませんが、原料であるアミノ酸の一種・トリプトファンが含まれていますので、摂取によってセロトニンの生成量増加が期待できます。
ただ、トリプトファンからセロトニンを生成するためにはビタミンB6も必要ですが、ローヤルゼリーにはビタミンB6も含まれています。
更年期障害の改善にはデセン酸
更年期障害が耳鳴りにつながるのは、女性ホルモンの分泌量減少が自律神経のバランス悪化につながるためです。女性ホルモンの量が減ったことを脳が感知すると、視床下部から「女性ホルモンを出せ」という命令を出しますが、原因が卵巣の機能低下なのでうまくいかず、最終的に視床下部が疲弊してしまいます。
視床下部はホルモンに加え、自律神経のバランスも司っているため、そちらにも悪影響が出るというわけです。
ローヤルゼリーの固有成分であるデセン酸は女性ホルモンに似た働きを持っているため、摂取によって女性ホルモンを補完する形になります。
これによって視床下部の負担が和らげば自律神経のバランスが整えられ、耳鳴り改善につながる可能性があるのです。
聴覚神経の老化を防ぐミネラル
聴覚神経の老化は耳鳴りや聴力低下につながりますが、神経をはじめとする器官の老化には活性酸素が関係しています。活性酸素は免疫力アップの一方で、正常な細胞を傷つけるという困った働きを持っています。
傷つけられた細胞のある器官は劣化して老化の原因となるというわけで、これが聴覚神経に起きると耳鳴りや聴力低下につながるのです。
活性酸素の働きを抑えるためには、体内で生成されるSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)という分解酵素の生成量を増やす必要があります。
SODの生成には原料である銅、亜鉛、マンガン、鉄などのミネラルが必要ですが、ローヤルゼリーにはこれらがすべて含まれているため、SOD生成量の増加による聴覚神経の老化防止が見込めます。
アルギニンで血行促進に期待
耳への血行悪化も耳鳴りの原因となるため、症状改善には血行促進が必要です。医療機関による耳鳴りの治療も、基本的には血行促進です。
ローヤルゼリーに含まれているアルギニンは、一酸化窒素を生成し、血管を広げてくれる働きがあります。
この働きによって血行が改善すれば、耳鳴りの改善につながる可能性があるのです。
また、上述のデセン酸や、アミノ酸の一種であるタウリンには、血中のLDLコレステロールを減少させる働きがありますので、血行不良の原因である動脈硬化の予防も期待できます。
まとめ－解明が待たれる効果のメカニズム
ローヤルゼリーが耳鳴り改善に効果があることは分かっていても、そのメカニズムについては分かっていないところもあります。耳鳴り改善につながる可能性がある成分のうち、何が有効なのかについて早く明らかになってほしいところですね。
