ローヤルゼリーの美容効果（育毛）
薄毛は男性だけでなく、女性にとっても悩みの種です。AGA(男性型脱毛症)をはじめさまざまな原因がありますが、薄毛に対処するためには頭髪の成長力をアップさせる栄養素の摂取が必要になってきます。
ローヤルゼリーには、頭髪の成長力アップに効果的とされる栄養素が含まれているため、育毛効果が期待できるのです。
頭髪の成長力アップに必要な成分は？
ローヤルゼリーの成分のうち、頭髪の成長力アップ効果につながる可能性があるのは、アミノ酸や亜鉛、ビタミンB2、B6などです。アミノ酸
頭髪はケラチンというタンパク質からなっています。薄毛対策として頭髪の成長力をアップさせるためには、ケラチンの量を増やせばよいということになりますが、問題はケラチンが食べ物から摂取できないことです。
原料となるアミノ酸を摂取したうえで、体内でケラチンを生成するしかないのです。
このため、ケラチンの量を増やすためには、生成に必要な18種類のアミノ酸の摂取量を増やす必要があります。
18種類のうち9種類は、人間の体内で生成できない必須アミノ酸なので、必ず食物から摂取しなければなりません。
ローヤルゼリーには、これらのアミノ酸がすべて含まれているのです。
ローヤルゼリーを摂取すれば、ケラチン生成に必要なアミノ酸をすべて補充できるため、生成量アップによる頭髪の成長促進効果が期待できるというわけです。
亜鉛
実は、ケラチンの原料となるアミノ酸を摂取しただけでは、ケラチンの生成量は増えないのです。ケラチンをはじめとするタンパク質の生成には、亜鉛が欠かせないからです。
亜鉛の摂取量が不足していると、アミノ酸の量が十分であってもケラチンがうまく生成されず、頭髪の成長力アップが見込めないのです。
赤血球内で酸素運搬を担当しているタンパク質の一種であるヘモグロビンも、鉄の摂取が十分であっても、亜鉛が不足していれば生成量が少なくなり、貧血の原因となるのと同じことです。
ローヤルゼリーには、この亜鉛も含まれているのです。
これならばスムーズなケラチンの生成が期待できるため、アミノ酸を無駄なく育毛に使用することが期待できるというわけです。
ビタミンB2とB6
アミノ酸と亜鉛がそろって十分なケラチンが生成されるようになっても、それだけでは不十分です。AGAを発症している人は、原因である男性ホルモン由来物質・DHT(ジヒドロテストステロン)の影響で、毛母細胞の活力が低下しているためです。
何らかの方法によって毛母細胞を活性化させないと、頭髪の成長力アップは不十分になってしまいます。
毛母細胞を活性化させるカギを握っているのは、ビタミンB2とB6です。
ローヤルゼリーには、ビタミンB2とB6も含まれているのです。
これならば毛母細胞の活力を多少なりとも取り戻し、頭髪の成長力アップにつなげられる可能性があるのです。
AGAの症状改善にも役立つ？
AGAによる薄毛の場合、まず必要になるのは原因であるDHT対策です。ローヤルゼリーの固有成分であるデセン酸は、AGAの進行を抑えてくれることが期待できる成分でもあります。
若い女性にAGAがほとんどない理由は？
AGAは男性だけでなく、女性が発症することもあります。これは、DHTの元となる男性ホルモンは、少ないながらも女性の体内で分泌されているためです。
ただ、若年層の女性がAGAを発症することは極めて稀です。
これは、女性ホルモンに頭髪の成長を促す働きがあるため、DHTによる脱毛を抑えることができるためです。
ところが、加齢によって卵巣の機能が低下すると、女性ホルモンの分泌量も減少してしまいます。
これによってDHTによる脱毛を抑えきれなくなり、AGAを発症してしまうのです。
女性のAGA発症には、女性ホルモンが関係しているというわけです。
女性ホルモンに似た働きをするデセン酸
AGAによる脱毛を抑えるためには、頭髪の成長を促す女性ホルモンの働きが必要ですが、加齢によって衰えた卵巣では分泌量は増えてくれません。ここで役に立つのが、女性ホルモンに似た働きを持つデセン酸なのです。
デセン酸は女性ホルモンの不足が原因で起きる更年期障害の症状緩和に役立つとされていることからも分かるように、摂取することで女性ホルモンを「補完」できる可能性があるのです。
デセン酸によってDHTの働きを抑え、頭髪の成長を促すことができれば、脱毛をある程度、防ぐことが期待できるというわけです。
これに上述の栄養素が加わることで、より大きな育毛効果が見込めるのです。
まとめ－育毛を栄養面からサポートしてくれる
薄毛対策といえば医療機関での治療や育毛剤が中心で、ローヤルゼリーの役割はどちらかといえば脇役と言えそうです。ただ、どれほど先進的な治療を行っても、頭髪に必要な栄養素が不足していれば、十分な効果は期待できません。
ローヤルゼリーは、薄毛治療の効果をより確実なものにする、サポート役を担っていると考えれば、分かりやすいのではないでしょうか。
