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牛乳でローヤルゼリーを割る

ローヤルゼリーはさまざまな栄養素が含まれている半面、酸味が強くて刺激があるなど味に問題を抱えています。
ローヤルゼリーの栄養素を有効活用するためにさまざまなものと混ぜて摂取している人は多いですが、牛乳も利用されることの多い飲み物です。
ローヤルゼリーに含まれている栄養素との相乗効果が期待できる一方で、ローヤルゼリーも牛乳もアレルギー症状を引き起こす可能性があるため、摂取に当たっては注意する必要があります。

ローヤルゼリーと牛乳で期待できる相乗効果は?

ローヤルゼリーを牛乳で割り、両方の栄養素を一緒に摂取することでさまざまな相乗効果が期待できます。
主なものとしては骨粗鬆症の予防や、腸内環境の改善などが挙げられます。

骨粗鬆症の予防

ローヤルゼリーが骨粗鬆症予防に効果があるとされているのは、固有成分であるデセン酸に女性ホルモンに似た働きがあるためです。
女性ホルモンは骨のカルシウムが溶け出すのを防ぐ働きがあり、加齢によって分泌量が低下すると骨密度が低下しやすくなるのです。
デセン酸によって女性ホルモンを保管することで骨密度の低下防止が期待できるのですが、骨密度を上げるためにはカルシウムそのものの摂取も必要になってきます。
牛乳には100グラム当たり110ミリグラムのカルシウムが含まれているため、量については申し分ありません。
ローヤルゼリーと一緒に摂取することで、骨粗鬆症予防の相乗効果が期待できるでしょう。

腸内環境の改善

腸内環境が悪化すると腸の働きが悪くなり、便秘などの原因となります。
腸内には有害物質を生成する悪玉菌と、悪玉菌を退治する善玉菌が住んでおり、悪玉菌の有害物質によって腸の働きが悪くなっているのです。
腸内環境を改善するためには、善玉菌を増やす必要があります。
ローヤルゼリーに含まれているオリゴ糖と、牛乳に含まれている乳糖は、どちらも善玉菌の餌となってくれるのです。
どちらも人間の体内では吸収されにくいため、善玉菌に届く分が多いという特徴があります。
オリゴ糖と乳糖によって善玉菌を増やすことができれば、より多くの悪玉菌が退治され、腸内環境改善につながる可能性があるのです。

ローヤルゼリーを牛乳で割る際の注意点

ローヤルゼリーを牛乳で割る際には、2つの点に注意しておく必要があります。
ひとつは、ホットミルク割ることは避けた方がいいということです。
もうひとつは、ローヤルゼリーにも牛乳にもアレルギー症状の原因となる成分が含まれているため、アレルギー体質の人は注意が必要になることです。

なぜホットミルクがおすすめできないのか

ローヤルゼリーも牛乳も主成分のひとつはタンパク質ですが、ホットミルクにローヤルゼリーを入れることでタンパク質の変質が起きてしまう可能性があるのが問題です。
卵に熱を加えると透明の液状から白い固体になりますが、これが熱によるタンパク質の変質です。
ローヤルゼリーに含まれているアピシンというタンパク質には、コラーゲンの生成促進などの効果があるとされていますが、熱によって変質するとこの効果が失われてしまう可能性があるのです。
ただ、タンパク質の変質が起きるとされているのは、低いものでも60度前後だとされています。
冬場に冷たい牛乳を飲むのが嫌だという人は、ぬるま湯レベルの温度ならばタンパク質の変質につながる可能性が低いので、温めるにしても抑え気味にしておいた方が良さそうです。

両方にアレルギー症状の原因が含まれている

ローヤルゼリーには前述のようにアピシンというタンパク質が含まれていますが、アピシン摂取によって体内のヒスタミン生成量が増加し、アレルギーを引き起こす可能性があることが指摘されています。
重度のアレルギー症状であるアナフィラキシーショックを引き起こした臨床例もあります。
牛乳の場合も同様で、厚生労働省は牛乳アレルギーの発生件数が多いとして、食品に含まれている場合には表示義務を設けているほどです。
最近では牛乳を摂取した子供が心肺停止状態になった例も報道されています。
この2つを同時に摂取することは、アレルギー体質の人にとってはリスクが大きいものとなります。
食物アレルギーがあったり、喘息やアトピーなどの疾患を抱えていたりする人は、牛乳でローヤルゼリーを割ったものを摂取してもいいかどうか、かかりつけ医に聞いてみた方がいいのではないでしょうか。

まとめ-相乗効果は期待できるがアレルギー症状に注意

ローヤルゼリーを牛乳で割ることによって味の問題をある程度解決できますし、含まれている成分の相乗効果によって、体により良い影響をもたらしてくれる可能性もあるのです。
ただ、ローヤルゼリーも牛乳も摂取によって重度のアレルギー症状を引き起こした例が報告されています。
ローヤルゼリーの牛乳割りを試してみようと考えているアレルギー体質は、前もって医療機関に相談する方がいいでしょう。
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