ローヤルゼリーを飲んだほうがいい人
ローヤルゼリーには多種多様な成分が含まれており、期待できる効果もさまざまです。中でも更年期障害に悩んでいる人や骨粗鬆症になりかけている人、アンチエイジング効果に期待している人、マッチョな体になりたいと思っている人、メンタル面を安定させたい人、精力が低下している男性らは、ローヤルゼリーを摂取した方がいい人だと言えそうです。
なぜローヤルゼリーを摂取した方がいいのか、その理由について説明していきましょう。
更年期障害に悩んでいる人
更年期障害の原因は、加齢によって卵巣の機能が衰え、女性ホルモンの分泌量が減少することです。体の方も女性ホルモンが不足していると判断し、脳の視床下部から「女性ホルモンを分泌しろ」という命令を何度も出しますが、卵巣が衰えているのでうまくいきません。
視床下部は自律神経を司っている部位でもありますので、視床下部に負担がかかると自律神経のバランスが崩れるケースもあります。
ローヤルゼリーの固有成分であるデセン酸は、女性ホルモンに似た働きをしてくれます。
ローヤルゼリーの摂取によって女性ホルモンを「補完」することで、更年期障害の症状緩和が期待できるのです。
骨粗鬆症になりかけている人
女性に骨粗鬆症が多いとされている原因のひとつは、加齢による女性ホルモンの不足です。女性ホルモンには骨のカルシウムが体内に溶け出すのを防ぐ働きがあり、女性ホルモンの分泌量減少によって骨のカルシウムが溶け出し、骨密度が低下しやすくなるのです。
上述のようにデセン酸には女性ホルモンに似た働きがあるため、骨密度の低下を防ぐことが期待できます。
また、ローヤルゼリーにはカルシウムやリン、マグネシウムなど骨にとって必要なミネラルも含まれており、骨粗鬆症の防止が見込めます。
アンチエイジング効果に期待している人
唾液腺から分泌されるパロチンというホルモンは新陳代謝をアップさせる働きがあり、加齢によるパロチンの分泌量減少は老化の原因のひとつとされています。ローヤルゼリーにはこのパロチンに似た働きをする類パロチンという物質が含まれているため、新陳代謝アップによるアンチエイジング効果が期待できます。
また、ローヤルゼリーの摂取は老化の原因である活性酸素を減らすことにつながる可能性もあります。
人間の体内にはSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)という酵素があり、活性酸素を分解しています。
SODの生成には銅や亜鉛、マンガン、鉄などのミネラルが必要となりますが、ローヤルゼリーにはこれらがすべて含まれています。
ミネラル摂取によってSODの生成量を増やし、活性酸素の分解を促せば、アンチエイジング効果が見込めるというわけです。
マッチョな体になりたい人
筋肉トレーニングをしてもなかなか成果が出ない人は、トレーニングの際にタンパク質がエネルギー源に使用され、筋肉が「すり減って」いることが原因になっている可能性があります。ローヤルゼリーに含まれているアミノ酸のうちBCAA(分岐鎖アミノ酸)と呼ばれるバリン、ロイシン、イソロイシンは筋肉を動かすためのエネルギーになってくれます。
ローヤルゼリーによってBCAAを摂取することで筋肉が「すり減る」ことを防ぎ、筋トレの成果が大きくなることが期待できるのです。
BCAAはいずれも人間の体内で生成できない必須アミノ酸なので、重要です。
メンタル面を安定させたい人
メンタルを安定させるためには、セロトニンという神経伝達物質を増やすことが必要です。ローヤルゼリーに含まれているアミノ酸のうち、トリプトファンはセロトニンの原料となっています。
また、トリプトファンからセロトニンを生成するためには、ビタミンB6の働きが必要です。
ローヤルゼリーには両方とも含まれていますので、セロトニンの生成量増加によるメンタル面の安定が見込めます。
トリプトファンもBCAA同様、必須アミノ酸の一種です。
また、γ-アミノ酪酸(GABA)というアミノ酸の一種もメンタル面を安定させる効果があるとされています。
ローヤルゼリーには、γ-アミノ酪酸も含まれていますので、相乗効果が期待できます。
精力が低下している男性
ED(勃起不全)をはじめとする精力ダウンは、血行不良が原因のひとつです。血行不良によってペニスの海綿体に十分な血液が流れ込まなくなり、勃起力が低下してしまうというわけで、バイアグラをはじめとするED治療薬はすべて血行促進効果を持っています。
ローヤルゼリーに含まれているアミノ酸のうち、アルギニンは体内で一酸化窒素を生成して血管を広げ、血行を促進してくれる働きがあります。
これが勃起力アップにつながる可能性があるのです。
まとめ－体質を見極めたうえで摂取しよう
上述のような「ローヤルゼリーを飲んだほうがいい人」であっても、食物アレルギーがあるなどの問題がある人の場合、ローヤルゼリーの摂取は必ずしもおすすめできるものではありません。自分の体質と体の状態を見極めたうえで、摂取するかどうかを決めましょう。
