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ローヤルゼリーの産地(台湾)

市場に出回っているローヤルゼリーのうち国産はわずかで、大半は海外からの輸入品です。
台湾は、輸入先の中では比較的シェアが高い部類に入ります。
ローヤルゼリーの産地としての台湾や、台湾産ローヤルゼリーの特徴について、簡単にまとめてみました。

台湾の気候はミツバチ向き

なぜ台湾からのローヤルゼリー輸入量が多いのかというと、台湾の気候がミツバチの生育に向いているためです。

ミツバチは寒いのが苦手

ミツバチは大きく分けるとセイヨウミツバチとトウヨウミツバチがおり、セイヨウミツバチは寒さに弱いとされています。
トウヨウミツバチは比較的寒さに強く、中でもニホンミツバチは寒さに強い品種だとされていますが、それでも限度というものがあります。
冬場の冷え込みが零下10度程度ならば何とかなっても、さらに冷え込むと生命を維持するのが難しくなります。
このため、群れとして大きくなりにくく、採取できるハチミツやローヤルゼリーの量も少なくなってしまいます。
実際、日本でも寒冷地である北海道ではローヤルゼリーの材料となる花粉の採取に問題がないにもかかわらず、野生種のミツバチは生息していないとされていますし、北海道の養蜂農家も冬場は本州に巣を移しているといいます。
ミツバチがちゃんと生育するためには、ある程度の気温が必要になってくるというわけです。

温暖な台湾はミツバチ向き

では、台湾の気候はどうでしょうか。
沖縄よりもさらに南に位置していますから、冬になっても気温は高めです。
12~2月の平均気温は20度前後で、これは東京都だと5月ごろの気温に相当します。
上述のように、ミツバチは寒さに強いとは言えないため、この気候はミツバチにとって好都合だといえます。
寒さに強いトウヨウミツバチだけでなく、寒さに弱いセイヨウミツバチでも十分に生育が可能なレベルです。
台湾で養蜂が盛んに行われているのは、この温暖な気候のため、繁殖しやすいことが背景にあります。
実際、台湾で養蜂が盛んな地域は、高雄市をはじめ、国内でも冬場の気温が高めの南部です。
台湾のローヤルゼリー生産量が日本に輸出することができるレベルになっているのは、この気候に支えられているといっても過言ではないでしょう。

台湾製ローヤルゼリーの特徴は?

台湾製ローヤルゼリーには、さまざまな特徴があります。
メリットとしては、輸送に時間がかからないので鮮度を保ちやすいこと、中国と比較すると環境汚染などの問題がないため品質面で安心感があることなどが挙げられます。

鮮度を保ちやすい

ローヤルゼリーの中でも、巣から取り出したものをそのまま瓶詰めにした生ローヤルゼリーは、熱や紫外線などによって品質が変化しやすいとされています。
このため、メーカー側ではローヤルゼリーを採取直後から冷凍保存し、購入後は冷蔵庫のチルドルームでの保管を推奨しています。
このため、輸入品でも輸送に時間がかかる地域だと、輸送中にローヤルゼリーの品質が劣化してしまうことが否定できないのです。
幸いなことに台湾は日本からの距離があまりありませんので、輸送に時間もかかりません。
さすがに国産品と同レベルの鮮度というわけにはいかないでしょうが、一定の鮮度は保たれていると考えていいのではないでしょうか。

環境面のリスクがない

ローヤルゼリー採取の際にしっかりと管理をしていても、環境が品質に影響を及ぼすことは否定できません。
日本のローヤルゼリーの輸入先トップは中国ですが、大気や水質の汚染の影響を受けている可能性があります。
健康のためにローヤルゼリーを摂取することを考えているのに、かえって健康を損ねてしまうことになりかねません。
これに対して、台湾には環境面でのリスクはあまりありませんので、有害物質の混入をはじめとする心配はしなくてすみます。
これは大きなアドバンテージとなりそうです。

コストは高め

そんな台湾製ローヤルゼリーにも、泣き所はあります。
中国製などと比較すると、人件費が必要な分、コストが高くなっていることです。
さすがに生産量が多い分、国産と比較するとコストは安くなっていますが、それでも生ローヤルゼリー30日分ならば最低でも5000円程度が必要で、中国産と比較すれば高めです。
30日分を2000円台で購入することは、ほぼ不可能だと考えていいでしょう。
品質面がある程度保証されている分、コストが高くなっているのだと考えればいいのかもしれませんね。

まとめ-海外産の中では品質面で優れている

ローヤルゼリー生産地としての台湾は、ミツバチにとって過ごしやすい気候であるうえ、環境汚染などの問題もないため、ローヤルゼリーの品質は期待して良さそうです。
日本からの距離が近いため、国産には及ばないまでも、鮮度の面でも期待できます。
ただ、中国産などと比較するとやや高めになるので、品質面を重視するか、コストを重視するかを熟慮したうえで、購入するかどうかを決めた方がいいでしょう。
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