飲みやすい味のローヤルゼリーを選ぶ
ローヤルゼリーは正直、お世辞にも「おいしい」と言えるようなものではありません。このため、ローヤルゼリーに添加物を加えて販売している調整ローヤルゼリーの中には、飲みやすくすることを重視しているものもあります。
飲みやすい味のローヤルゼリーを選ぶならば、どのような点に注意して選ぶようにすればいいのか、簡単にまとめてみました。
そもそもローヤルゼリーはおいしくない
ローヤルゼリーはミツバチ由来の食べ物であることと、黄色っぽい色からハチミツと同様に甘いものだと勘違いしている人は意外と多いでしょう。ハチミツは糖質が8割を占めているのに対し、ローヤルゼリーは4割程度だということからも推察できるように、ローヤルゼリーはハチミツのように甘いものではありません。
酸味が強くて刺激があり、あまりおいしいとは言えないものです。
ローヤルゼリーが体に良いことは分かっていても、味が好きになれないという人も少なくありません。
このため、生ローヤルゼリーを摂取するときには、ヨーグルトに混ぜるなどの方法で少しでも食べやすくしている人も多いでしょう。
そうした問題をある程度、解決しているのが、飲みやすい味の調整ローヤルゼリーなのです。
調整ローヤルゼリーとはどのようなものか
業界団体である全国ローヤルゼリー公正取引協議会の定義によると、調整ローヤルゼリーとは全体重量のうちローヤルゼリーが6分の1以上を占めているものです。この条件を満たしてさえいれば、どのような成分を添加していても調整ローヤルゼリーとして販売することができるのです。
調整ローヤルゼリーとしては、含まれているタンパク質の吸収率を酵素分解によってアップさせているもの、ローヤルゼリーの美肌効果やアンチエイジング効果を高めてくれる成分が含まれているものなど、バラエティー豊かです。
そして、ローヤルゼリーの味の問題を解決するために、糖分を加えて飲みやすくしている調整ローヤルゼリーも販売されています。
栄養摂取には生ローヤルゼリーが最も効率的であることが分かっていても、味の問題で毎日摂取するのが苦痛になっている人もいるでしょう。
そうした人にとって、飲みやすい味になっている調整ローヤルゼリーは、有力な選択肢です。
デセン酸をはじめとする固有成分の量が少なくなっていても、毎日摂取を継続できることは重要だからです。
どのような調整ローヤルゼリーがおすすめなの?
飲みやすい味の調整ローヤルゼリーといっても、製品によって味をつけている原料は異なっています。砂糖ならば飲みやすくなることは確かですが、カロリー過剰摂取の原因になりかねません。
また、砂糖の過剰摂取は体内の活性酸素を増やし、老化の原因となる可能性もあります。
摂取しやすいように味をつけるとしても、ハチミツやオリゴ糖などが含まれているものの方がいいでしょう。
砂糖より低カロリーでミネラルも含むハチミツ
砂糖もハチミツもほぼ糖質からなっていますので、カロリーは決して低くありません。ただ、100グラム当たりのカロリーだと、上白糖が384キロカロリー、グラニュー糖が387キロカロリーなのに対し、ハチミツは294キロカロリーと少なめです。
さらに、ハチミツは上白糖やグラニュー糖より甘みが強いので、味をつけるときに使用量を抑えることができるのです。
また、ハチミツにはカルシウムや鉄をはじめとするミネラル、ビタミンB群やC、アミノ酸なども少量ながら含まれているのです。
調整ローヤルゼリーの場合、問題になるのは摂取カロリーですが、ハチミツで味をつけているものならある程度カロリーが抑えられそうです。
腸内環境を整えられるオリゴ糖
オリゴ糖は単体でのカロリーは上白糖やグラニュー糖より低めですが、甘みが弱いので使用量が増え、カロリー面でのメリットが帳消しになってしまう可能性があります。ただ、オリゴ糖の場合はカロリーよりも、腸内環境の整備に役立つ可能性があることがメリットです。
腸内には体にとって有害な物質を分泌する悪玉菌と、悪玉菌を退治する善玉菌が住んでいます。
悪玉菌が優勢になると腸内環境が悪化し、便秘や免疫力ダウンの原因となってしまいます。
オリゴ糖は腸内で善玉菌の餌となりますので、善玉菌の繁殖を促して悪玉菌を退治し、腸内環境の改善に役立つことが期待できるのです。
ローヤルゼリーそのものにもオリゴ糖は含まれていますが、味付けに使用することで腸内環境改善効果を強化している形になっているのです。
ただ、オリゴ糖は摂取しすぎると下痢につながる可能性があるので注意してください。
まとめ-購入前に成分表を見てみよう
ローヤルゼリーの味の問題を解決するために飲みやすい味の製品を選ぶことは「あり」ですが、問題は何で味をつけているかです。購入前に成分表をよく見て、一般的な砂糖ではなく、体にとって多少なりともメリットがあるハチミツやオリゴ糖が含まれている製品を選ぶのがおすすめです。