ローヤルゼリーによる病気の予防・改善(不眠)
日本生活習慣病予防協会によると、日本人の5人に1人が慢性的な不眠状態にあるといい、不眠症に悩んでいる人は予想以上に多いといわれています。睡眠の質を高めることは、心身にさまざまな良い影響を与えるため、不眠症対策は欠かせません。
ローヤルゼリーには不眠症対策に効果が期待できる成分が含まれており、心身の状態改善が見込めるのです。
メラトニン不足と冷えが不眠症につながる
不眠症にはさまざまな原因がありますが、その中でも主なものとしてメラトニンというホルモンの不足と、体の冷えなどがあります。メラトニンとはどのようなものなのか?
メラトニンとは脳の松果体から分泌されているホルモンです。脈拍や体温、血圧を低下させ、体を眠りに誘う働きがあります。
光を浴びると分泌量が減少し、光の少ない夜になると分泌量が増えるという特徴があります。
夜になると眠くなるのは、このメラトニンの分泌量が影響しているというわけです。
何らかの理由によってメラトニンの生成量が減少すると、体が眠れるような状態になってくれず、不眠症を招いてしまうというわけです。
パソコンやスマートフォンの画面を見ているとなかなか眠れないのは、画面から出るブルーライトにメラトニンの分泌を妨げる働きがあるためだとされています。
体の冷えが不眠につながるメカニズム
人間の体は活発に動いている日中は体温が高くなります。体を眠りやすい状態にするためには深部体温を下げる必要があるため、手足の血管を弛緩させて血流を促進させ、熱を放出する仕組みになっています。
眠くなると手足が熱くなるのは、この働きによるものです。
ところが、血行不良などで体が冷えやすくなっている人は、この熱の放出が行われにくいので、深部体温がなかなか下がらなくなります。
これは「体温を下げてはいけない」という体の防御機能によるものですが、結果として体が眠りやすい状態になってくれず、不眠症の原因になるというわけです。
ローヤルゼリーの効果的な成分は?
ローヤルゼリーには、これらの原因による不眠症に対して、効果が期待できる成分が含まれています。メラトニンの不足に関してはトリプトファンとビタミンB6の効果が期待できますし、γ-アミノ酪酸(GABA)による補助的効果も見込めます。
体の冷えについてはアルギニンやデセン酸の効果が期待できるとされています。
トリプトファンとビタミンB6でメラトニン増加に期待
メラトニンの原料はセロトニンという神経伝達物質なので、セロトニンの生成量を増やせばメラトニンの増加につながる可能性があります。セロトニンの原料はトリプトファンというアミノ酸の一種ですが、ローヤルゼリーにはトリプトファンが含まれています。
トリプトファンは人間の体内では生成することができない必須アミノ酸のひとつなので、貴重です。
ただ、トリプトファンからセロトニンを生成するためにはビタミンB6が必要となります。
ローヤルゼリーにはビタミンB6も含まれていますので、トリプトファンが「宝の持ち腐れ」にならずにすみそうです。
精神面を安定させてくれるγ-アミノ酪酸
睡眠前にクヨクヨしていると睡眠の質が低下する可能性が高いので、精神面を安定させることも重要です。γ-アミノ酪酸はアミノ酸の一種ですが、タンパク質の原料とはならず、有利アミノ酸として精神安定効果を発揮するとされています。
睡眠サプリメントにγ-アミノ酪酸が含まれているのは、この精神安定効果に期待しているのです。
ローヤルゼリーにはγ-アミノ酪酸も含まれていますので、精神面安定による睡眠の質のアップが期待できそうです。
アルギニンとデセン酸で血行促進
血行が良くない状態だと、細胞に届けられるエネルギー源や酸素の量が減少するため、体温が下がって睡眠の質が低下する原因となります。不眠症対策としては、血行促進も必要になってきます。
ローヤルゼリーに含まれるアミノ酸の一種であるアルギニンは、体内で一酸化窒素を生成し、血管を拡張してくれる働きを持っています。
血液の通り道が広くなれば血行促進につながり、体温上昇につながる可能性があるのです。
また、血行悪化の原因としては、女性ホルモンの分泌量減少が原因で起きる更年期障害も挙げられます。
ローヤルゼリーの固有成分であるデセン酸は、女性ホルモンに似た働きを持っているため、更年期障害の症状緩和に効果があるとされています。
デセン酸によって更年期障害の症状が緩和できれば、血行促進による体温上昇につながる可能性もあるのです。
まとめ-ローヤルゼリーで快眠を!
不眠症は早期対策が肝心だとされており、ローヤルゼリーの成分は不眠症の初期対策に効果が期待できそうです。ローヤルゼリーに含まれている成分はさまざまで、期待できる効果の方も多種多様です。
ローヤルゼリーを摂取して快眠というのも、悪くないのではないでしょうか。