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ローヤルゼリーの成分(γ-アミノ酪酸)

ローヤルゼリーに含まれている多種多様なアミノ酸の中には、γ-アミノ酪酸と呼ばれるものもあります。
アミノ酸には人間の体内で生成できない必須アミノ酸と、体内で生成可能な非必須アミノ酸があり、γ-アミノ酪酸は後者に当たります。
この名前だと知らないという人も多いかもしれませんが、別名である「GABA」ならば聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
γ-アミノ酪酸にはどのような効果があるのかなどについて、説明していきましょう。

タンパク質にならないアミノ酸

アミノ酸というとタンパク質を作るための原料というイメージが強く、実際にそのような形で体に役に立っているアミノ酸が多いです。
ただ、中にはタンパク質の生成には使用されず、アミノ酸単独で効果を発揮するタイプのものもあります。
γ-アミノ酪酸は、そうしたアミノ酸のうちのひとつです。
γ-アミノ酪酸の発見は1950年と比較的、最近になってからです。
哺乳類の脳内で発見されたのですが、当初はどのような働きをするかが分かっていませんでした。
その後、アミノ酸単独で神経伝達物質のようが働きをしていることが分かり、61年にはγ-アミノ酪酸を使った医薬品が承認されたのです。
ローヤルゼリーには、このγ-アミノ酢酸が含まれているのです。

γ-アミノ酢酸の働きはどのようなものか

γ-アミノ酪酸の基本的な働きは、同じ神経伝達物質であるノルアドレナリンの働きを抑え、心身を落ち着かせることです。
これによって、以下のような効果が得られます。

心身をリラックスさせる

ノルアドレナリンは自律神経のうち交感神経を活発にさせ、心身をアクティブにする効果があります。
このノルアドレナリンを抑えるγ-アミノ酪酸は逆に、心身をリラックスさせる方向に働いてくれます。
心身がいつまでもアクティブな状態だと、疲労の原因となりますし、自律神経のバランスを崩してしまうことにもつながります。
γ-アミノ酪酸の働きによって適度に心身をリラックスさせることは疲れを抑え、自律神経のバランスを保つ効果につながります。
実際、γ-アミノ酪酸を摂取したときは、脳のα波の出現量が水を飲んだときの1.6倍に達していることが臨床試験で分かっています。
α波はリラックスしているときに出る脳波で、この結果からγ-アミノ酪酸にリラックス効果があることが分かるのです。

睡眠の質を高める

前述のようにノルアドレナリンには心身を興奮状態にし、活発化させる働きがありますが、これが強すぎるといつまでたっても睡眠に入ることができず、仮に入眠しても眠りが浅くなり、睡眠の質が低下してしまいます。
ここでもγ-アミノ酪酸によるノルアドレナリン抑制効果が役に立ちます。
ノルアドレナリンを抑えることで興奮状態が緩和し、入眠しやすくなると同時に、睡眠の質をアップさせる効果につながってくれるのです。
このため、人間の体内では睡眠中、γ-アミノ酪酸が生成されています。

血圧上昇を抑える

ノルアドレナリンによって活発になる交感神経には、末梢血管を収縮させる働きがあります。
交感神経は体が攻撃態勢に入っているときに活発になるため、戦いによる外傷での出血量を抑えるためという側面があります。
ただ、血管が収縮すると血圧の上昇につながるという問題点があります。
γ-アミノ酪酸によってノルアドレナリンの働きを抑えることで、もうひとつの自律神経である副交感神経の働きが活発になり、血管が弛緩して血流が良くなります。
これが血圧降下につながってくれるのです。
また、γ-アミノ酪酸には腎臓の働きを活発にし、血中のナトリウム排出を助けてくれる働きがあります。
食塩(塩化ナトリウム)が多く含まれている塩辛いものを多く食べると血圧の上昇につながることからも分かるように、ナトリウムは血圧を上げる原因のひとつです。
γ-アミノ酪酸は、この問題を解決しているわけです。
ちなみに高血圧のマウスにγ-アミノ酪酸を投与したところ、血圧が降下したという臨床データもあります。

成人病の予防

ノルアドレナリンは、副腎髄質から分泌されるアドレナリンというホルモンに似た効果を持っています。
アドレナリンには血糖値を上げ、血中のコレステロール値をアップさせる働きがあります。
これは、戦いのときにはエネルギーを消費するため、エネルギー源を体内に回してバックアップしているのですが、この状態が長く続くと動脈硬化や糖尿病など、成人病の原因となりかねません。
γ-アミノ酪酸はノルアドレナリンを抑えることで、血糖値や血中コレステロール値を下げることができ、動脈硬化や糖尿病などの予防が期待できるのです。

まとめ-休みたいときに摂取しよう!

普段、バリバリ働いている人でも、たまには心身をきっちりと休めないと体を壊してしまいかねません。
休むときにはしっかりと休んで次に備えるのが理想で、γ-アミノ酪酸はその手助けをしてくれる成分だといえるのではないでしょうか。
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