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アイスクリームとローヤルゼリーを混ぜる

酸味が強くて刺激があり、お世辞にもおいしいとは言えない生ローヤルゼリーをいかにして摂取するかは、多くの人が頭を悩ませていることでしょう。
シャーベットやジュース、ヨーグルトなどに混ぜることで独特の味を和らげ、食べやすくしている人も多いかもしれません。
ローヤルゼリーをアイスクリームに混ぜて食べるのも、そうした方法のひとつですが、アイスクリームと一緒に摂取することで相乗効果も期待できるのです。

ローヤルゼリーとアイスクリームの相乗効果

ローヤルゼリーをアイスクリームに混ぜることで、独特の味が緩和されて食べやすくなるだけではなく、骨粗鬆症の予防や腸内環境の改善といった相乗効果が期待できます。

アイスクリームのカルシウムが骨粗鬆症を防ぐ

ローヤルゼリーが骨粗鬆症の予防に効果があるとされているのは、固有成分であるデセン酸に女性ホルモンに似た働きがあるためです。
女性ホルモンには骨のカルシウムが流出するのを防ぐ働きがあり、デセン酸によって女性ホルモンを補完することで骨密度の低下防止が期待できるのです。
ただ、骨をより丈夫にするためには、カルシウムそのものの摂取も欠かせません。
意外に思う人もいるかもしれませんが、アイスクリームに含まれているカルシウムは100グラム当たり140ミリグラムで、牛乳の110グラムよりも多いのです。
ローヤルゼリーをアイスクリームに混ぜて食べることでデセン酸とカルシウムを同時に摂取することができ、骨粗鬆症予防の相乗効果が期待できるのです。

アイスクリームの乳糖が善玉菌の力になる

ローヤルゼリーに含まれているオリゴ糖は人間の体内では消化されにくいですが、腸内の善玉菌の餌となって増殖を促し、悪玉菌を退治して腸内環境改善に役立ってくれるとされています。
アイスクリームは牛乳が原料なので、牛乳由来の乳糖も含まれています。
乳糖を分解する酵素としてはラクターゼがありますが、人間をはじめとする哺乳類は離乳するとラクターゼの働きが弱くなり、消化されにくくなります。
ただ、乳糖も腸内で善玉菌の餌となってくれるのです。
ローヤルゼリーのオリゴ糖と、アイスクリームの乳糖を同時に摂取することで善玉菌の餌が増え、活発に分裂してより多くの悪玉菌を退治し、どちらかを単体で摂取するよりも腸内環境が改善してくれる可能性があるのです。

ローヤルゼリーをアイスクリームに混ぜる時の注意点

ただ、ローヤルゼリーをアイスクリームに混ぜる際には、注意しなければならないこともあります。
ある程度溶けてから混ぜること、金属製のスプーンで混ぜないこと、抹茶、紅茶、コーヒー味のアイスクリームへの混入を避けることなどが注意点です。

アイスクリームの温度が低いとタンパク質が変質する

ドライアイスが肌に当たるなどして凍傷になることがありますが、これは低温によってタンパク質が変質することが原因です。
ローヤルゼリーの主成分のひとつであるタンパク質も、0度を下回る環境に置くと変質してしまうことがあります。
アイスクリームはマイナス25度で9割方固まるので、固まっている状態のアイスクリームにローヤルゼリーを入れると、タンパク質が変質する可能性が高いです。
ある程度溶けている状態のアイスクリームに入れた方がタンパク質は変質しませんし、混ぜやすくなります。

金属製のスプーンでは混ぜない

タンパク質は金属と接触することでも変質しますので、金属製のスプーンでローヤルゼリーとアイスクリームを混ぜると、含まれているタンパク質が変質してしまう可能性があるのです。
これではローヤルゼリーの栄養素を十分に生かすことができなくなってしまいます。
ローヤルゼリーとアイスクリームを混ぜるときは、プラスチック製のスプーンなどで混ぜるようにすると、タンパク質に悪影響を与えなくてすみそうです。

抹茶、紅茶、コーヒー味のアイスクリームは避ける

アイスクリームにはさまざまな味がありますが、抹茶や紅茶、コーヒー味は避ける方が無難です。
なぜなら、これらにはタンニンが含まれている可能性があるからです。
ローヤルゼリーには貧血対策に必要な鉄、タンパク質合成には欠かせない亜鉛など豊富なミネラルが含まれていますが、タンニンによって吸収が阻害されてしまう可能性があるからです。
ローヤルゼリーの栄養素を十分に生かすためにも、これらの味のアイスクリームは避けるようにした方が良さそうですね。

まとめ-相乗効果は魅力だが食べ方に注意を

ローヤルゼリーをアイスクリームに混ぜることは、食べやすくするだけでなく、骨粗鬆症予防や腸内環境改善などの相乗効果が期待できるのでおすすめです。
ただ、ローヤルゼリーの栄養素を十分に生かすため冷たすぎる状態で混ぜないこと、金属製のスプーンを使わないこと、抹茶味などは避けることという3点を守る必要があります。
また、脂肪分や糖分も多く含まれていますので、食べすぎて太らいようにすることも大切になってくるでしょう。
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