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ローヤルゼリーとアレルギー

ローヤルゼリーは固有成分であるデセン酸をはじめ、多種多様なアミノ酸やミネラル、ビタミン類などさまざまな栄養素を含んでいますが、体質によっては喘息などのアレルギー症状が出てしまう可能性があることもあります。
重篤な場合はアナフィラキシーショックを起こし、命にかかわるケースもあるのです。
なぜローヤルゼリーによってアレルギーが引き起こされるのか、アレルギー対策としてどのようなローヤルゼリー製品をチョイスしたらよいのかなどについて、説明していきましょう。

ローヤルゼリーがアレルギー症状を引き起こすメカニズム

喘息や花粉症などのアレルギー症状のカギを握っているのが、体内で生成されるヒスタミンという物質です。
ローヤルゼリーには、このヒスタミンの生成量を増やす成分が含まれているのが問題なのです。

ヒスタミンはアレルギー症状の原因

ヒスタミンは血圧を下げたり、食欲を抑えたりする働きを持っています。
ただ、体質によってはヒスタミンの生成量が増えることで炎症が引き起こされ、アレルギー症状の原因となることがあります。
喘息は、この炎症が気管支に起こり、気道が狭くなることによって引き起こされる疾患です。
また、ヒスタミンの増加によって蕁麻疹や呼吸困難を引き起こすアナフィラキシーと呼ばれる疾患があり、その中でも肺水腫を起こすなど症状が極めて重篤なものをアナフィラキシーショックといいます。
アナフィラキシーショックは命にかかわるケースもあるだけに、厄介です。

アレルギーの原因はタンパク質「アピシン」

ローヤルゼリーの場合、アピシンというタンパク質がアレルギー症状のカギを握っています。
近畿大学などの研究で、アピシンを摂取することでヒスタミンの生成量が増加することが分かったのです。
アピシンを除去したローヤルゼリーを摂取した場合、ヒスタミンの生成量はほとんど増えませんので、アピシンが原因物質だとほぼ確定しているのです。
卵や甲殻類、ソバ、ピーナッツなど「特定原材料」に指定されている食材が体に悪影響を及ぼす食物アレルギーという疾患がありますが、食材に含まれているタンパク質がアレルゲンになりやすいとされています。
アピシンによって引き起こされるローヤルゼリーアレルギーも、食物アレルギーの一種だといえます。
このため、他の食物アレルギーがある人は、ローヤルゼリーによってアレルギー症状が起きる可能性が高いとされています。
医療関係者によると、アナフィラキシーショックを起こしてしまった例もあるといいます。

酵素分解ローヤルゼリーはアピシンフリー

では、ローヤルゼリーアレルギーの人はその栄養素を摂取することができないのではないかと思うでしょうが、実は解決法があるのです。
酵素分解ローヤルゼリーならば、アピシンがほとんど含まれておらず、ヒスタミンの生成量増加につながらない可能性があるのです。

タンパク質の吸収率を上げるのが本来の目的

そもそも酵素分解ローヤルゼリーは、主成分であるタンパク質の吸収率をアップさせるのが狙いです。
タンパク質はそのままでは分子サイズが大きすぎて腸から吸収できないので、消化酵素によって分子サイズの小さいアミノ酸に分解されます。
ただ、すべてのタンパク質がアミノ酸に分解できるわけではなく、分解されなかったものはそのまま体外に排出されてしまうのです。
これではローヤルゼリーの栄養素を十分に生かしきれません。
酵素分解ローヤルゼリーは、ローヤルゼリーのタンパク質をあらかじめ酵素によって分解し、アミノ酸になりやすい状態にしておくことで、タンパク質の吸収率を高めることを狙っているというわけです。

酵素分解によってアピシンも減少!

上述のようにアピシンはタンパク質の一種なので、酵素分解することでアミノ酸などに分解されてしまいます。
これによって、アピシンを大幅にカットしたローヤルゼリー製品ができ、アレルギーの人にとっては安心できる製品になってくれるというわけです。
上述の近畿大学のアピシン除去は、この酵素分解によって行われており、安全性については臨床例もあるのです。

酵素分解ローヤルゼリーにもデメリットはある

ただ、アピシンフリーであることには、デメリットも存在しています。
女王蜂の幼虫は1日で数倍になるほどのスピードで成長していますが、このときに周りのローヤルゼリーを調べてみると、アピシンが大幅に減少しているのです。
つまり、女王蜂の成長を支えているのがアピシンだというわけです。
マウスによる実験でも、コラーゲンの生成を促進させたり、骨を丈夫にしてくれたりする働きがあることが分かっており、人間への効果も期待できます。
アピシンを分解することにより、こうした効果が期待できなくなってしまうことが、デメリットだというわけです。

まとめ-デメリットがあっても安全性は重要

ローヤルゼリーの原因物質はアピシンであり、酵素分解によってアピシンを減らすことで、アレルギー症状の原因であるヒスタミンの生成量増加を抑えることができます。
アピシンを分解することでデメリットが生じる可能性がありますが、アナフィラキシーショックをはじめとするアレルギー症状のリスクを大幅に低下させられるのなら、大きなメリットと言えます。
食物アレルギーなどによってローヤルゼリーの摂取をためらっているのなら、医療機関と相談のうえ、酵素分解ローヤルゼリーを試してみるのもいいかもしれませんね。
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