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ローヤルゼリーを飲まないほうがいい人

ローヤルゼリーにはさまざまな栄養素が含まれており、更年期障害の症状緩和や血行促進、貧血対策などさまざまな効果が期待できるとされています。
ただ、ローヤルゼリーは必ずしも万人向けの食べ物ではなく、体質によっては摂取しないほうがいい人もいるのです。
ローヤルゼリーを摂取しない方がいいのは、どのような人なのでしょうか。

アレルギー体質の人・胃腸が弱い人・妊婦・乳児は要注意

ローヤルゼリーを摂取しない方がいいのはアレルギー体質の人、胃腸が弱い人、妊婦、乳児です。
なぜローヤルゼリーの摂取が推奨できないのか、その理由を説明していきましょう。

ローヤルゼリーにはアレルゲンが含まれている

まずローヤルゼリーを飲まないほうがいい人として挙げられるのは、アレルギー疾患を持っている人です。
特に何らかの食物アレルギーを持っている人は、注意が必要になります。
ローヤルゼリーの主成分であるタンパク質のうちアピシンと呼ばれるものは、アレルギー症状の原因であるヒスタミンの生成量を増やす働きがあるのです。
ローヤルゼリーの摂取でアレルギー症状を発症したという臨床例が報告されており、アナフィラキシーショックのような重症のケースも含まれています。
また、アレルギー疾患のひとつであるアトピーの場合、ヒスタミンによって発汗量が減少し、症状の悪化につながる可能性があることも指摘されています。
ローヤルゼリーに含まれている栄養素を摂取したいと考えているのなら、アピシンを酵素によって分解している製品ならば、ヒスタミンの生成量を抑えられることが分かっています。

胃腸が弱い人にとってオリゴ糖が「鬼門」

ローヤルゼリーに含まれている糖質の中にはオリゴ糖があり、腸内環境を整えてくれる働きが期待できます。
腸内には有害物質を分泌する悪玉菌と、悪玉菌を退治してくれる善玉菌が住んでいます。
オリゴ糖はこの善玉菌の餌になってくれるため、善玉菌の増加による腸内環境の良化が期待できるというわけです。
ただ、人間にはオリゴ糖を分解できる消化酵素がありませんので、善玉菌が摂取できなかった分はそのまま体外に排出されてしまいます。
胃腸が弱い人の場合、これが下痢の原因となる可能性があるのです。
実際、下痢気味なので腸内環境を整える必要があるとしてオリゴ糖を摂取したのに、かえって下痢が悪化してしまったというケースも報告されているのです。
胃腸が弱い人の場合、ローヤルゼリーのオリゴ糖でも同様のことが起きる可能性が否定できません。

妊婦はホルモンバランスを崩す可能性がある

ローヤルゼリー製品の注意書きを見ると、妊婦の摂取については推奨していないケースが多く見られます。
これは、ローヤルゼリーの固有成分であるデセン酸によって、ホルモンバランスが崩れてしまう可能性が否定できないためです。
女性ホルモンは大きく分けると卵子を育てる卵胞ホルモンと、体を妊娠しやすい状態にしてくれる黄体ホルモンの2種類があります。
妊娠中は体を赤ちゃんが育ちやすい状態にするため、黄体ホルモンの分泌量がアップしています。
デセン酸は更年期障害の症状緩和に効果的だとされていますが、これは卵胞ホルモンに似た働きを持っているためです。
黄体ホルモンが盛んに分泌されているときに、卵胞ホルモンに似た働きを持つデセン酸を摂取すると、ホルモンバランスに悪影響を与える可能性が否定できないというわけです。
付け加えると、上述のアレルギー症状や下痢も、妊娠に悪影響を与える可能性があります。

乳児はボツリヌス菌による食中毒が懸念される

同じミツバチ由来の食べ物であるハチミツは、1歳未満の乳児が摂取してはいけないとされています。
これは、ハチミツに食中毒の原因であるボツリヌス菌が含まれている可能性があるためです。
成長して腸内細菌が豊富になっている時期なら問題がなくても、乳児は腸内細菌が少ないため、ボツリヌス菌による食中毒を起こす可能性が否定できないので、摂取してはいけないとされているのです。
ローヤルゼリーはハチミツと同様にミツバチ由来で、同じ巣に蓄えられているものなので、こちらもボツリヌス菌の影響が否定できません。
このため、乳児の健康を考慮して、ローヤルゼリーについても摂取は控えた方がよいとされているのです。

まとめ-健康食品でもノーリスクというわけではない

ローヤルゼリーのような健康食品は、医薬品のような即効性がない分、効果が緩やかで副作用が起きにくいとされています。
ただ、これまで挙げてきた例を見ても分かるように、ノーリスクというわけではないのです。
もしあなたがアレルギー体質であったり、胃腸が弱かったり、妊娠中だったりした場合には、ローヤルゼリーを即座に摂取することは決しておすすめできません。
乳児に摂取させるのもやめた方がいいでしょう。
医療機関に摂取の是非を確認したうえで、購入するのがおすすめです。
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