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ローヤルゼリーの成分(アスパラギン)

ローヤルゼリーに含まれている多種多様なアミノ酸は、人間の体内で生成できない必須アミノ酸と、体内での生成が可能な非必須アミノ酸に分類されます。
アスパラギンは非必須アミノ酸の一種ですが、重要な役割を持っており、ローヤルゼリーによって摂取することで体に良い影響をもたらしてくれるのです。
また「旨味成分」のひとつとして調味料にも配合されています。

アスパラギンとアスパラギン酸の違い

ローヤルゼリーに含まれているアミノ酸には、アスパラギンとアスパラギン酸という名称がよく似たものがあります。
実は人間の体内において、アスパラギンはアスパラギン酸から作られるのです。
筋肉トレーニングのような激しい運動をするときには、タンパク質を分解したアミノ酸がエネルギー源として使われますが、このときにアンモニアが発生します。
アンモニアは血中濃度が上がると呼吸障害や意識混濁を引き起こし、命にかかわることがあることからも分かるように、人間の体にとっては有害な物質なので、無害化する必要があります。
人間の体内では、アスパラギンシンテターゼという酵素の働きによって、アスパラギン酸とアンモニアを原料にしてアスパラギンを生成するのです。
つまり、人間は体内でアスパラギンを生成することによってアンモニアを無害化し、体に悪影響を与えることを防いでいるというわけです。
このことからも、アスパラギンとアスパラギン酸が違う物質であることが理解できるのではないでしょうか。

アスパラギンには2種類ある

そのアスパラギンには、L-アスパラギンとD-アスパラギンの2種類があります。
人間のタンパク質に含まれているのはL-アスパラギンだとされていましたが、最近になってD-アスパラギンが含まれているケースがあることが分かってきています。
カギを握っているのは「老化」と「紫外線」です。
まず、80代の顔の皮膚にはD-アスパラギンが含まれていますが、子供の顔の皮膚にはL-アスパラギンしか含まれていません。
また、紫外線が当たりやすい、影響を受けたやすい顔の皮膚にはD-アスパラギンが多く、紫外線が当たりにくい腹部や胸部の皮膚にはほとんど含まれていません。
ちなみにD-アスパラギンが含まれているタンパク質はクオリティーが低下しており、D-アスパラギンが老化による皮膚などの衰えにつながっているのではないかとみられています。

アスパラギンにはどのような働きがあるの?

では、そのアスパラギンは人間の体にどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか。
主なものとしては、運動をしたときに持久力を高める効果や、肥満などが原因で起きるインスリン抵抗性を下げる効果などが挙げられます。

運動時の持久力を高める

運動時に筋肉を動かすためにはエネルギー源が必要で、エネルギーが不足すると思うように動かなくなってしまいます。
長時間、運動を続けられるレベルに持久力を高めるためには、筋肉を動かすためのエネルギー源がちゃんと蓄えられている必要があります。
アスパラギンは筋肉のエネルギー源となるグリコーゲンを生成し、筋肉に蓄えることを促す働きがあるのです。
実際、血糖値が高いラットにアルギニンを与えると、筋肉内のグリコーゲン濃度がアップすることが実験結果から証明されています。
この働きによって筋肉のエネルギー源が増加し、持久力のアップが期待できるのです。
また、アスパラギンを与えたラットは運動時のグリコーゲン分解が緩やかになっており、より少ないエネルギー源で筋肉を動かせることも分かっています。
これによってスポーツ時に消費されるグリコーゲンが減少し、持久力アップに役立ってくれそうです。

糖尿病の予防にもつながる

上述のラットによる実験の際には、アスパラギンの摂取によってインスリン抵抗性が低下することも分かっています。
これは、アスパラギンの摂取が糖尿病の予防につながる可能性があることを意味しています。
糖尿病の原因のひとつは、インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」が低下し、血糖値が下がりにくくなることです。
肥満体型のように大量の脂肪が体に蓄積されていたり、運動不足だったりすると、インスリン抵抗性が上がりやすくなるとされています。
アスパラギンによってインスリン抵抗性を下げることができれば、インスリンの分泌量が変わらなくても効果が高くなり、血糖値が下がりやすくなるのです。
これによってインスリンの分泌量を抑えることができ、糖尿病レベルまで悪化させる可能性が低くなり、発症予防につながってくれそうです。

まとめ-くれぐれもアスパラギン酸と混同しないように

アスパラギンはアスパラギン酸と名前が似ているうえ、原料のひとつがアスパラギン酸なので、混同している人も多いでしょうが、効果などには違いがあります。
ローヤルゼリーにはアスパラギンもアスパラギン酸も含まれていますが、くれぐれも混同しないようにしましょう。
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