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ローヤルゼリーの形状(フリーズドライ)

全国ローヤルゼリー公正取引協議会は、ローヤルゼリー製品を生ローヤルゼリー、乾燥ローヤルゼリー、調製ローヤルゼリーの3種類に分類しています。
フリーズドライは乾燥ローヤルゼリーの製造法のひとつです。
フリーズドライによって乾燥ローヤルゼリーにすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
また、フリーズドライによるデメリットもあるのでしょうか。

ローヤルゼリーを乾燥させるメリットは?

ローヤルゼリーを乾燥させるメリットとしては、生ローヤルゼリーに比べて保存性が高くなることと、決しておいしいとは言えないローヤルゼリーの味の問題をある程度、解消できることが挙げられます。

生ローヤルゼリーの泣き所「保存性」

採取したローヤルゼリーをそのまま瓶詰めしている生ローヤルゼリーは、保存性が高くないという泣き所があります。
全国ローヤルゼリー公正取引協議会の基準では、保存料などを加えることができず、熱や紫外線によって成分が変質するというローヤルゼリーの問題点が解決できません。
このため、生ローヤルゼリーは採取直後から冷凍保存し、購入後は冷蔵庫のチルドルームでの保管が推奨されています。
乾燥させることで、保存性が大幅に高まり、生ローヤルゼリーのデメリットが解消されるのです。
生ローヤルゼリーは長期保存向きではありませんが、乾燥ローヤルゼリーならば冷蔵庫で保管していなくても、長期保存ができるようになるというわけです。

味の問題も解決できる

また、生ローヤルゼリーは味も問題です。
もともと人間の食べ物ではないため仕方がないのかもしれませんが、酸味が強くて刺激があり、お世辞にもおいしいとは言えないものです。
この味が好きになれないので、生ローヤルゼリーが体に良いことが分かっていても、購入をためらってしまう人もいるくらいです。
乾燥ローヤルゼリーにすることで、この味の問題を多少なりとも解消することができるのです。
また、カプセルに詰めると、味の問題は完全に解消できるようになります。
このように、ローヤルゼリーを乾燥させることで得られるメリットがあるのです。

フリーズドライ製法のメリット

フリーズドライとは真空状態で氷点下30度に冷やすことで、水分を飛ばして乾燥させる製法です。
ローヤルゼリーをフリーズドライによって乾燥させることは、含まれている成分が失われることがないというメリットにつながります。

ローヤルゼリーには熱に弱い成分が含まれる

乾燥ローヤルゼリーの製法としてはフリーズドライとは以外にも、加熱によって水分を蒸発させる方法があります。
専用の器具が必要ではないため、加工しやすいというメリットがあります。
ただ、ローヤルゼリーの栄養素を生かし切るという意味では問題含みです。
ローヤルゼリーの主成分のひとつであるタンパク質は、60度以上になると変質してしまうという特性があるからです。
ビタミンB群やCも熱に弱く、加熱によって壊れてしまう可能性があります。
これはローヤルゼリーに含まれている栄養素が十分に生かせないということで、乾燥ローヤルゼリーのデメリットのひとつとされています。

フリーズドライならば熱に弱い成分が壊れない

これに対して、フリーズドライは低温かつ真空状態で水分を飛ばすことで粉末化するものです。
熱を加えないので、タンパク質が変質してしまうようなことはありませんし、ビタミンB群やCも無事です。
これならば乾燥ローヤルゼリーの「栄養素が失われる」というデメリットを解消できます。
乾燥ローヤルゼリーにもさまざまな製品があり、安いものもあれば高いものもありますが、栄養素の摂取という側面から見ると、フリーズドライによって作られたものを購入するのがおすすめだと言えます。

フリーズドライのデメリットはコスト面

ただ、フリーズドライにも泣き所はあります。
それは、設備投資にお金がかかるため、製造コストが上がってしまうことです。
また、フリーズドライは加熱乾燥と比較すると、2倍のエネルギーが必要だとされています。
これはお金がかかるのもさることながら、必ずしも環境に優しいとは言えません。
こうした問題点から、フリーズドライによって作られた乾燥ローヤルゼリーは、加熱乾燥の製品よりも割高になってしまうことがデメリットといえます。
安価にすませようと思えば栄養面の問題にぶつかりますし、栄養面に問題がなければコストが上がってしまうのですから、悩ましいところではないでしょうか。

まとめ-それでも乾燥にはフリーズドライがおすすめ

確かにフリーズドライにはコストがかかるというデメリットはありますが、それでも現時点では乾燥ローヤルゼリーの製法としてはベストなもののひとつであることは確かです。
栄養面を考えて乾燥ローヤルゼリーを購入するならば、まずフリーズドライによって作られているかどうかを確認してから購入するのがおすすめなのです。
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