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ローヤルゼリーの色

ローヤルゼリーといっても、必ずしも生で摂取しているとは限りません。
サプリメントや加工品で摂取している人の場合、どのような色をしているかも知らないのではないでしょうか。
ローヤルゼリーはどのような色をしているのか、なぜそのような色になるのかについて、説明していきましょう。

ローヤルゼリーの色は淡黄色

実際に生ローヤルゼリーの画像を確認してみると分かりますが、ローヤルゼリーは白っぽくてどろりとしており、わずかに黄色がかっています。
乾燥させて粉末として販売しているローヤルゼリーも、かなり淡い黄色になっています。

ハチミツとはかなり色が違う

蜂由来の食べ物といえば、真っ先に挙げられるのがハチミツです。
ハチミツはローヤルゼリーと同様に黄色でドロドロしていますが、色自体は透き通っています。
これはハチミツの原料が、花の蜜であることに由来しています。
花の蜜を実際に手にとって見たことがある人は知っていると思いますが、無色透明です。
働き蜂はこの蜜を専用の胃に溜め込んで、体内の酵素を使って処理することで、ハチミツにしているのです。
この処理によってハチミツは長持ちするようになり、花がほとんど咲いていない冬場の食料として機能するようになっているというわけです。

ローヤルゼリーの主原料は花粉

ではローヤルゼリーの原料は何かといえば、花粉です。
働き蜂が花粉とハチミツを食べると、体内で処理されて、上顎と下顎からローヤルゼリーが分泌される仕組みになっているのです。
黄色は、ローヤルゼリーの主原料である花粉由来のものだと考えていいでしょう。
ローヤルゼリーの生成プロセスについては解明されていない部分が多いですが、ミツバチの体内で酵素などによってさまざまな処理が加えられていった結果、白く濁った色になっていったと考えてよさそうです。
つまり、ハチミツとの色の違いは、主原料に起因しているとみられます。
ちなみにハチミツは働き蜂すべてが作ることができますが、ローヤルゼリーは成虫になってから時間の経っていない、若い働き蜂でなければ作れないという違いがあります。

色が違えば含まれている栄養素も違う

このように同じミツバチ由来の食品であっても、ローヤルゼリーとハチミツで色がこれだけ違うということは、成分の方も同様に大きく異なっていることを意味しています。

ハチミツは糖質が中心

原料が花の蜜であることから大体の想像はつくでしょうが、ハチミツの成分のほぼ8割は糖質です。
しかも、ミツバチの体内で生成される過程で水分がかなり減らされ、濃縮されているのでかなり甘いです。
ミツバチや幼虫のカロリー源としては、理想的とも言える成分構成です。
ちなみにハチミツに含まれている糖質は、上白糖やグラニュー糖のショ糖とは違い、より分子サイズの小さい果糖やブドウ糖なので、体内に吸収されやすくなっています。

ローヤルゼリーの栄養素は?

これに対してローヤルゼリーは、100グラム中の炭水化物含有量が46.5グラムであることから分かるように、ハチミツほどの甘さはありません。
逆にハチミツにほとんど含まれていないタンパク質は39.2グラム含まれており、主成分のひとつとなっています。
アミノ酸については、体内で生成することのできない9種類の必須アミノ酸すべてに加え、非必須アミノ酸についても多くの種類が含まれています。
骨の形成に欠かすことのできないカルシウム、マグネシウム、リンなど、ミネラルも豊富に含まれています。
特筆すべきは、女性ホルモンに似た働きを持ち、更年期障害の症状緩和などに役立ってくれる固有成分「デセン酸」です。
このように含有成分を列挙していくと、同じミツバチ由来でありながら、ローヤルゼリーとハチミツは全く別物と言っていいことが理解できるでしょう。

色の違いは味にも表れる

ローヤルゼリーとハチミツの色の違いは、味の違いにもつながっています。
ハチミツは甘みが強く、そのまま食べたり、甘味料として使われたりしています。
これに対して、前述のようにローヤルゼリーにはあまり甘みはなく、酸味が強く癖の強い味をしています。
ハチミツのように「おいしい」という評判はあまり聞きません。
ローヤルゼリーがハチミツ由来の食べ物であることから、甘みがあると誤解している人も多いかもしれません。
実際には色の違いを見ればある程度推測できる通り、味についてもほぼ別物であるということを把握しておきましょう。

まとめ-色が別物なら中身も別物

ローヤルゼリーの色は、同じミツバチ由来のハチミツとは明らかに異なっています。
黄色という点は共通していますが、白く濁っている点については全くと言っていいほど似ていません。
その外見と同様に、含まれている成分の方も、ほぼ別物と言っていいぐらいの違いがあるのです。
同じミツバチ由来製品だから似たようなものだと考えるのではなく、色の違いと同じぐらい、中身も異なっていると考えるのが正解なのではないでしょうか。
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