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生ローヤルゼリーには金属製のスプーンを使わない

生ローヤルゼリーを容器からすくう際に、付属のスプーンを使わずに、金属製のスプーンを使用している人もいるでしょう。
実は、生ローヤルゼリーにとって、金属製のスプーンは相性が良くないものなのです。
金属製のスプーンによって、生ローヤルゼリーを摂取するメリットが多少なりとも失われてしまう可能性があるからで、生ローヤルゼリー摂取に当たっての重要な注意点のひとつだとされています。

ローヤルゼリーのメリットは「多種多様な栄養素」

ローヤルゼリーを摂取するメリットのひとつは、多種多様な栄養素が含まれていることです。
女性ホルモンのような働きをするとされている固有成分・デセン酸をはじめ、骨を丈夫にしたり貧血を防いだりしてくれるミネラル、体の調子を整えてくれるビタミン、腸内で善玉菌の餌となってくれるオリゴ糖などさまざまです。
アミノ酸のうち、人間の体内で生成することができない9種類の必須アミノ酸をすべて含んでいるのもメリットだと言えます。
生ローヤルゼリーは、女王蜂の幼虫が住んでいる王台から採取したローヤルゼリーをそのまま瓶詰めしたもので、ローヤルゼリーに含まれている豊富な栄養素をそのまま摂取できるのがメリットです。
乾燥ローヤルゼリーは製法によっては栄養素が失われている可能性がありますし、調整ローヤルゼリーは糖分などの添加物を一緒に摂取してしまうので、ローヤルゼリーの栄養素を十分に摂取するためには、生ローヤルゼリーが最適といえます。

なぜ金属製のスプーンには問題があるのか

では、なぜ金属製スプーンが生ローヤルゼリーにとって「鬼門」なのかというと、金属によって豊富な栄養素の一部が失われてしまう可能性があるからです。
生ローヤルゼリーの「栄養素をそのまま摂取できる」というメリットが、多少なりとも失われてしまうというわけです。

タンパク質は金属によって変質する

ローヤルゼリーの主成分のひとつはタンパク質ですが、タンパク質は紫外線や熱、酸素によって変質しやすいという問題点を抱えています。
生ローヤルゼリーが冷蔵庫のチルドルームでの保管が推奨されているのは紫外線や、熱、酸素による影響を可能な限り抑えるためです。
同じことが、金属製のスプーンについても言えるのです。
実はタンパク質は、金属によって変質してしまうこともあるのです。
タンパク質の中には赤血球に含まれているヘモグロビンのように金属イオンを含んでいるものがあることからも分かるように、そもそも金属はタンパク質に影響を与えやすいものなのです。
金属製のスプーンを使うことで、タンパク質に金属イオンが結合し、変質してしまう可能性が否定できないというわけです。
しかも、毎回のように金属製スプーンを使用していると、そのたびに触れた部分のタンパク質が変質してしまいかねません。
これではちゃんとチルドルームに保管していても、徐々に栄養素が失われてしまい、生ローヤルゼリーのメリットが減少してしまいかねないのです。

ビタミンCが壊れてしまう可能性もある

ローヤルゼリーには少量ながら、ビタミンCも含まれています。
ビタミンCは抗酸化作用を持っており、活性酸素の働きを抑えるアンチエイジング効果が期待できます。
また、ローヤルゼリーには亜鉛をはじめとするミネラルが多く含まれていますが、ビタミンCはこのミネラルの吸収率をアップしてくれる働きがあるのです。
ミネラルは基本的に吸収率が高くないので、これは貴重です。
さらに、コラーゲンの生成にも必要となるため、美肌のためにも欠かせない栄養素だとされています。
日本薬学会のデータベースによると、ビタミンCは金属製スプーンを使うことによって壊れてしまう可能性があるといいます。
ただでさえ少ないビタミンCが金属製スプーンによって壊れてしまえば、抗酸化作用も、ミネラルの吸収率アップも、コラーゲンの生成促進も期待できなくなってしまうのです。
バラエティー豊かな栄養素によって多種多様な効果が期待できるというローヤルゼリーのメリットが、多少なりとも失われてしまうというわけです。

まとめ-ミツバチ由来の食べ物に金属製スプーンは鬼門?

このように、金属製スプーンを使うことによって、タンパク質やビタミンCなどローヤルゼリーに含まれている多種多様な栄養素の一部が失われてしまう可能性があるのです。
繰り返しますが、生ローヤルゼリーのメリットは含まれている栄養素をそのまま摂取できるということなので、そのメリットが失われてしまうのは痛いところです。
同じミツバチ由来の食べ物であるマヌカハニーも金属製スプーンの使用はタブーとされていますから、ミツバチ由来の食べ物は金属製スプーンと相性が良くないのかもしれません。
生ローヤルゼリーをすくう際には便利だからといって金属製スプーン使わずに、付属しているスプーンを使って栄養素が壊れないようにしていきましょう。
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