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ローヤルゼリーの成分(ビタミンB12)

ローヤルゼリーに含まれるビタミン類の多くはビタミンB群に属しており、ビタミンB12もそのうちのひとつです。
ビタミンB12といえば、貧血対策として摂取されることが多いだけに、効果についてはある程度知っている人も多いでしょうが、実はビタミンB12の不足によって起きる貧血は、鉄などの不足によって起きる貧血とは違うものなのです。

ビタミンB12はDNAの生成に必要

遺伝子の主成分はDNA(デオキシリボ核酸)です。
体中で行われている細胞分裂では、まず遺伝子の複製が行われてから、細胞全体の分裂プロセスに入ります。
体内のDNA生成量が少ないと、遺伝子の複製がうまく行われなくなり、細胞分裂に悪影響を与えてしまいます。
ビタミンB群のうち、ビタミンB12と葉酸がこのDNAの生成に必要なのです。
もしビタミンB12と葉酸の摂取量が不足していると、DNAの生成量が減少するため遺伝子複製に悪影響を与え、細胞分裂がうまくいかなくなるのです。
つまり、ビタミンB12は体を成長させたり、新陳代謝をアップさせたりするためには、欠かすことができない栄養素だと言っても過言ではないのです。

同じ貧血でも発症メカニズムが違う

では、鉄などの不足が原因で起きる貧血と、ビタミンB12などの不足による貧血は、何が違っているのでしょうか。
それは、前者が赤血球内に含まれるヘモグロビンが足りなくなるのに対し、後者は赤血球そのものが足りなくなるという点です。

鉄欠乏性貧血の発症メカニズム

赤血球内にはヘモグロビンというタンパク質の一種が含まれており、酸素と結びついて全身に運ぶ役割を果たしています。
このヘモグロビンの原料のひとつが、鉄なのです。
もし鉄の摂取量が不足していると、ヘモグロビンの生成量が減少し、赤血球に含まれているヘモグロビンの量が少なくなってしまいます。
タンパク質の生成に必要となる亜鉛や、ビタミンB6が不足していても、ヘモグロビンの生成量が減少して同じことが起きます。
これによって赤血球の数が同じであっても、運搬できる酸素の量が減少し、全身が酸欠状態になってしまうのです。
これを鉄欠乏性貧血といい、赤血球の「中身」が足りなくなっている状態だと考えればいいでしょう。

悪性貧血の発症メカニズム

これに対して、ビタミンB12や葉酸の不足によって起きる貧血は、悪性貧血と呼ばれています。
これは、ビタミンB12がまだ発見されていなかった時代には不治の病だったことの名残です。
上述のように、ビタミンB12と葉酸は、DNAの生成に必要な栄養素です。
骨髄で赤血球が生成される際にも細胞分裂が必要で、その際には遺伝子複製のためのDNAが欠かせません。
ビタミンB12と葉酸の不足によってDNAの生成がうまくいかない状態だと、骨髄での赤血球生成にも悪影響を与え、赤血球そのものの生成量が減少してしまいます。
この結果、血液中の赤血球そのものの量が減少し、貧血となってしまうのです。
つまり、ヘモグロビンの「入れ物」がないことで生じるのが悪性貧血なのです。

ローヤルゼリーで摂取すれば両方に効果あり!

では、ローヤルゼリーでビタミンB12を摂取することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
それは、悪性貧血と鉄欠乏性貧血の両方を予防が期待できる点です。
まず、ローヤルゼリーに含まれている栄養素を見ると、ビタミンB12だけではなく、葉酸も含まれています。
DNAを生成する際、どちらが欠けてもうまくいきませんので、両方を摂取する必要があります。
ローヤルゼリーには両方が含まれていますので、より確実な悪性貧血の予防効果が期待できるのです。
ただ、赤血球の数がそろっていても、ヘモグロビンが不足していると鉄欠乏性貧血となります。
ローヤルゼリーには鉄、アミノ酸、亜鉛、ビタミンB6と、ヘモグロビンの生成には欠かせない栄養素がすべて含まれています。
これだけの栄養素がそろっていれば、悪性貧血も鉄欠乏性貧血も予防効果が期待できるというわけです。

ビタミンB12のそれ以外の効果は?

ビタミンB12にはDNAの生成以外にも、睡眠の質を高める効果があるとされています。
また、アルツハイマー病にも効果がある可能性があるため、研究が進められています。

睡眠の質を高める

米生物工学情報センターのデータベースには、睡眠障害の少年と少女に1日当たり3000マイクログラムのビタミンB12を摂取させたところ、症状が改善されたという臨床例が収録されています。
この臨床例から、ビタミンB12には不規則な生活によって睡眠のリズムが乱れた際に、元通りのリズムに整えてくれる働きがあるのではないかとみられています。

アルツハイマー病との関係

認知症の一種であるアルツハイマー病の患者の脳のビタミンB12の量を調べたところ、認知機能が衰えている人ほど少なくなっているという臨床データが、米生物工学情報センターのデータベースに収録されています。
このため、ビタミンB12にはアルツハイマー病を改善させる働きがあるのではないかとして、現在研究が進められています。
細胞分裂だけでなく、神経系を整える働きもあるビタミンB12、あなたもローヤルゼリーで摂取してみてはいかがでしょうか。
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