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ローヤルゼリーの飲み合わせ(熱い飲み物)

冬場にコーヒーや紅茶、緑茶を飲むときには熱いものが好まれますし、体も温まるような気がします。
このため、ローヤルゼリーのサプリメントを熱い飲み物で摂取している人もいるかもしれません。
ただ、こうした熱い飲み物はローヤルゼリーに含まれている栄養素に悪影響を与える可能性があるため、相性は必ずしも良くないのです。
ローヤルゼリーと熱い飲み物がなぜ相性が良くないのか、ローヤルゼリーの栄養素が損なわれないようにするためにはどのようにすればいいのかについて、説明していきましょう。

タンパク質は熱で性質が変わってしまう

ローヤルゼリーと熱い飲み物との相性について説明する前に知っておいてほしいのは、タンパク質は「熱変性」を起こすということです。
卵白に熱を加えると、透明な液体から白い固体に変わることは多くの人が知っているでしょう。
肉や魚を焼くと色が変わることもご存知でしょう。
これらはタンパク質に熱を加えることで起きる「熱変性」による現象です。
タンパク質はたくさんのアミノ酸が結合してできていますが、その結合「水素結合」という比較的弱いタイプのもので、意外と安定していないのです。
熱や酸、アルカリなどによってアミノ酸の結合が外れて組み合わせが変わり、違う種類のタンパク質になってしまうことがあるのです。
こうしたタンパク質の変化のうち、熱を加えることによって起きるものを熱変性といいます。
熱変性が起きる温度はタンパク質によって異なっていますが、低いものだと60度を超えたあたりで起きるとされています。
アツアツのうどんに生卵を入れると、汁の熱によって卵白が徐々に固まっていくことなどから、熱変性が起きる温度が意外と低いことは理解できるのではないでしょうか。

ローヤルゼリーのタンパク質の変質が問題

ローヤルゼリーの主成分のひとつは、タンパク質です。
ローヤルゼリーに含まれているタンパク質の中には、コラーゲンの生成促進効果があるとされているアピシンのように、体にとって有用であるとされているものも多いです。
熱い飲み物と一緒に摂取することで、これらのタンパク質が熱変性を起こしてしまう可能性があるのが問題なのです。
アピシンが熱い飲み物によって熱変性を起こせば、期待している効果が得られなくなってしまう可能性が否定できないのです。
上述のようにタンパク質が熱変性を起こし始めるのは60度を超えたあたりですが、コーヒーや紅茶、緑茶がおいしく感じる温度は、だいたい65度あたりだとされています。
つまり、熱変性を起こしてしまう可能性がある温度になっているというわけで、ローヤルゼリーと熱い飲み物の相性が良くないとされているのはこのためです。
ローヤルゼリーをはじめとするサプリは常温の水で摂取することが推奨されていますが、これはタンパク質や、タンパク質を主原料とする酵素など、熱に弱い成分が変質してしまわないようにするためなのです。

飲み物の温度を下げれば熱変性が起きる可能性は小さい

ローヤルゼリーのタンパク質に熱変性を起こさないようにするためには、基本的に加熱していない飲み物と一緒に摂取すればいいのですが、冬場に冷たい飲み物を摂取するのは厳しいという人もいるかもしれません。
そのようなときに、ローヤルゼリーのタンパク質に熱変性を起こさせないようにするためには、熱変性が起きるよりも低い温度にとどめておくことが効果的です。
上述のように、タンパク質の熱変性が起きるのは、低くて60度前後だとされています。
それならば、50度以下にとどめておけばタンパク質の熱変性が起きる可能性はほぼなくなってくるというわけです。
50度というと、おいしいと思える温度よりは10度ほど下になりますが、お風呂の水温が40度前後であることを考えれば、それほど冷たいというわけではありません。
これならば冬場に寒さを我慢しながら冷たい水を飲む必要もなくなり、ローヤルゼリーに含まれているタンパク質の熱変性を心配しなくてもよくなるというわけです。
付け加えると、65度以上の熱い飲み物を好んで摂取すると食道癌のリスクが高くなると、世界保健機関(WHO)が警鐘を鳴らしています。
飲み物の温度を下げることで、食道癌のリスクを下げることもできるのですから「一石二鳥」かもしれませんね。

まとめ-ローヤルゼリーを摂取するときは「ぬるま湯」で

冬場には熱い飲み物が欲しくなりますが、ローヤルゼリーのタンパク質に悪影響を与えてしまう可能性があるため、基本的に一緒に摂取することはおすすめできません。
どうしてもホットドリンクと一緒にローヤルゼリーを摂取したいと考えているのでしたら、温度を50度以下の「ぬるま湯」に下げるようにすれば、タンパク質の熱変性を心配しなくてもよくなります。
タンパク質の熱変性が起きるのは低くても60度前後なので、ぬるま湯レベルの温度ならばローヤルゼリーのタンパク質が変質する心配をしなくてもよくなるというわけです。
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